
—— モノ・マガジンのアウトドア特集が好調だとお聞しています。
実際、単発で発行したモノ・スタイル アウトドア号が大人気で、現在は、年3回の発行になっていますね。
また、メディアでは「山ガール」の現象を伝えています。
メディア側の立場にいらっしゃる関谷さんから見ても、「山ガール」に見られる登山はブームだと思われますか?
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ブームという一過性な現象より、かなり根付いた感があります。
特に昨年ブレイクした「山ガール」の浸透ぶりは本物です。
—— 女性が山を目指す理由って何なのでしょうね?
私なりの解釈ですが、「非日常性」ということと関係があるのではないでしょうか?
男って、結局、単純ですから、嫌なことがあっても、酒飲んで寝てしまえば忘れる(笑)。
女性は繊細な分、恐らく自分の中にため込んでしまう。
そのため、何か日常と切り離すポイントが生活に必要で、その日常と非日常の境界線が山に象徴されているのでは?
というのが私なりの見解です。
—— それ以外に女性にとって登山が人気になった理由は何でしょう?
ズバリ!ファッションです。そのままタウンユースとしても遜色のないウエアの存在は欠かせないと思います。
もちろんこれは女性に限らない、以前だったら、山男ファッションで渋谷を歩く人はいませんでした。
もし、そんなカッコしていたら、かなり浮いた存在だったと思います。
しかし、今は、完全に町の風景に山ファッションは溶け込んでいます。まさにアウトドアファッションはトレンドだと思います。
—— 関谷さんが所属されているモノ・マガジンとしては、モノからの視点も欠かせないですね。
ギアの進化も目を見張るものがあります。
毎日、四六時中、仕事柄モノに囲まれている私から見ても、山グッズの進化は驚くべきものがあります。
シューズひとつとってみても、かつて登山靴なんて重くて、履くことが、おっくうだった記憶があります。
しかし今のシューズはそんなトラウマは全くありません。
ウエアも同様です。
軽くて保温に優れているのは当たり前、さらに値段も格段に安くなっている。
これは魅力ですね。

—— 本誌の中では「恋活」で山登りという特集を組まれていますね(笑)
就活ならぬ「恋活」です。特集を組んでみてわかったことですが、男女が一緒に山に登った場合、元気なのは、圧倒的に女性です。
私は同じ男として「男よ、もっと熱くなれ!」と言いたい(笑)。
そのぐらい山での女性は元気です。
さらに、山で食べる食事はやはり特別に美味しい。
美味しい食べ物は男女の距離をグッと縮めます。山登りは「恋活」にウッテツケだと思います。
—— さて、富士山についてです。
いきなりな質問で失礼しますが、山を愛す関谷フクヘン(副編集長)はまだ富士山に登っていらっしゃらない?
これは由々しきことだと思います。何か特別な理由があるのですか?
ごめんなさい。まだ登っていません。富士山を語る資格なしです。
しかし、私なりの持論はあります。
つまり、初心者がいきなり富士山を攻めるのはどうなんだろう?
私はそう思っています。
先ずは、低い山で山のことをしっかり学ぶ、同時にそれがトレーニングにもなる。
そこから段階的に、日本の頂上である富士山を目指す。
これがベストです。
野球で言えば、実績のない人がいきなりメジャーリーグを目指すようなものだと思います。
私にとって富士山はメジャーリーグですし、映画なら思いっきりハリウッドですよ。
—— 最後に富士山についての印象をお聞かせください。
最近、ニュースで富士山登山の人口が、かなり増えていると聞きます。
まだ登っていない富士山ですが、気になるのはやはり、自然保護の面です。
そんなに一気に大勢の人が押し寄せて富士山は大丈夫なのか?ということです。
これも私なりの持論ですが、私は通行料ならぬ登山料、入山料もひとつの良策ではないか?
と思っています。
山に登るようになってから、さらに山の素晴らしさ、自然の素晴らしさを気にするようになりました。
やはり美しい山にゴミは似合わない。
しかし、人がいるところにはゴミがでる。これもしょうがない。
もちろんゴミの持ち帰りは当然ですが、持ち帰っても足跡は残ります。
足跡を整地するのはやはりそれなりのお金が必要です。
ましては日本の象徴である富士山ならしっかり整地して聖地にしましょうよ。
そのためのカンパよりも、登山料、入山料を課金するべきです。
—— 入山料(登山料)については今後、議論として挙がるかもしれません。
日本の象徴である富士山を後世まで美しくしておきたいという強い気持ちです。
当然、海外からの登山客も増えるでしょうから、この入山料は必須だと思います。
富士山は日本の象徴ですが、その存在は、もはや、日本人だけのものではないと思います。
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—— ありがとうございました。
いずれ私たちの『富士山を世界遺産にする国民会議』も
モノ・マガジン誌『富士山特集』でご一緒させてください。
よろしくお願いします。
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