


富士山の普遍的な価値とは何かについて、各分野の権威ある先生方のご尽力により「富士山ー信仰と芸術の源」を出版することができました。本書が広く世界の 方々に読まれ、富士山についてより深い理解をいただくことを願っております。本書の出版を一つの道標として、今後の富士山世界文化遺産登録への新たなス テップとします。
なかそね・やすひろ 元内閣総理大臣
1918年群馬県高崎市生まれ。東京帝国大学法学部卒業後、内務省入省。’47年第2回衆議院選挙で政界入りし、連続20回当選。’59年第二次岸内閣時 に科学技術庁長官を務め、以後、運輸大臣、防衛庁長官、通商産業大臣、自民党幹事長、行政管理庁長官などを歴任。’82年第71代内閣総理大臣に就任。強 力なリーダーシップのもと“戦後政治の総決算”を掲げた中曽根政権は5年間に及んだ。’97年、大勲位菊花大綬章を受章。現在、アジア太平洋地域の28カ 国の国会議員で構成されるアジア太平洋議員フォーラム名誉会長、(財)世界平和研究所会長を務める。趣味は絵画、俳句、ゴルフ。
Donald Lawrence Keene 日本文学研究家/コロンビア大学名誉教授
1922年ニューヨーク生まれ。コロンビア、ハー バードの両大学院にて東洋文学を研究。ケンブリッジ大学を経て、’53年に京都大学大学院に留学。その後、コロンビア大学教授に。’86年「ドナルド・ キーン日本文化センター」を設立。欧米における日本文学研究の先駆者として多くの研究者を育成。’62年菊池寛賞、’90年全米文学評論家賞、’08年文 化勲章など多数受賞。また、『百代の過客』『日本人の美意識』『明治天皇』『渡辺崋山』など著書は100冊を越える。
かわかつ・へいた 静岡文化芸術大学学長
1948年京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、同大学経済学研究科博士課程修了。’85年オックスフォード大学哲学博士を取得。早稲田大学教授を経て、’98年国際日本文化研究センター教授に。’07年に静岡文化芸術大学学長に就任。 ’83年国際交流基金10周年記念論文賞、’96年アジア太平洋賞特別賞、’98年読売論壇賞受賞。著書に『日本文明と近代西洋』『富国有徳論』『文明の海洋史観』『経済史入門』『文化力 日本の底力』などがある。
きよくも・しゅんげん 放光寺長老/富士山世界遺産山梨県学術委員会委員長
1935年山梨生まれ。國學院大學文学部卒 業。’65年に山梨県甲州市の放光寺住職となる。また2000年には県教育委員長を兼任。’03年より放光寺長老となるいっぽうで、県文化財保護審議会 長、富士山世界遺産山梨県学術委員会委員長、山梨郷土研究会理事長など要職を務める。また、近年の編著書には『山梨県史』『塩山市史』などがある。
ほりうち・まこと 富士吉田市歴史民俗博物館課長
1952年山梨県生まれ。富士吉田市史編さん事務局を経て、’99年より博物館勤務。学芸員。 ’06年より現職。著書に『山に暮らす—山梨県の生業と信仰—』など。
ほりうち・とおる 山梨県立博物館主査
1965年山梨県生まれ。山梨県立上野原高校教諭を経て’91年より『山梨県史』の編纂に携わり、中世を担当。 ’08年より現職。『富士吉田市史』通史編1、『山梨市史』通史編上などを分担執筆。
やまおり・てつお 宗教学者/元国際日本文化センター所長・同名誉教授
1931年サンフランシスコ生まれ。東北大学印度哲 学科卒業、同大学院文学研究科博士課程修了。東北大学助教授に就任、以降、国立民俗博物館教授、京都造形芸術大学大学院長、国際日本文化センター所長等を 歴任。国内外での体験や事例を通して宗教と文明の比較研究を一般にも分かりやすく解説することで定評。’02年和辻哲郎賞、’03年NHK放送文化賞など を受賞。『愛欲の精神史』『山折哲雄セレクション生きる作法』など著書多数。
たかしな・しゅうじ 美術史学者/大原美術館館長/東京大学名誉教授
1932年東京生まれ。東京大学教養学部卒業、同大 学院で美術史を専攻。’54〜’59年パリ大学附属美術研究所およびルーヴル学院で西洋近代美術史を学ぶ。以降、国立西洋美術館勤務、東京大学文学部教授 などを経て、’02年より現職。2000年紫綬褒章、’01年フランス、レジオン・ドヌール シュヴァリエ勲章など、国内外にて多数受章経歴がある。『世紀末芸術論』『日本近代美術史』『バロックの光と闇』など著書多数。
くぼた・じゅん 文学博士/東京大学名誉教授/日本学士院会員
1933年東京生まれ。東京大学文学部卒業、同大学 院人文科学研究科博士課程修了。東大文学部助手を経て、’66年白百合女子大学助教授、’70年東京大学助教授、’84年教授に。和歌文学史を中心として 中世文学全般を研究、多面的で多量な業績で高名。’07年瑞宝重光章を受章。編著書には『久保田淳著作選集・全3巻』『建礼門院右京大夫集・とはずがた り』『富士山の文学』『岩波 日本古典文学事典』などがある。
はが・とおる 京都造形芸術大学名誉学長/東京大学名誉教授
1931年山形県生まれ。東京大学教養学部卒業、同大学院比較文学比較文化博士課程修了。次いでパリ大学に留学。以後、プリンストン大学客員研究員、東京大学教養学部教授、国際日本文化研究センター教授など歴任。’81年サントリー学芸賞、 ’84年大佛次郎賞、’91年フランス政府パルム・アカデミックオフィシエ勲章、’97年紫綬褒章、’06年瑞宝中綬章など、国内外にて多数受章経歴がある。著書には『平賀源内』『みだれ髪の系譜』『絵画の領分』『詩の国詩人の国』などがある。
あらまき・しげお 東京大学名誉教授
1930年東京生まれ。東京大学理学部地質学科卒 業。同大学理学部助手を経て、’57年よりペンシルバニア州立大学に留学。以後、東京大学地震研究所助教授、ペンシルバニア州立大学客員研究員、東京大学 地震研究所教授、北海道大学教授、日本大学教授、日本火山学会会長,国際火山学会会長などを歴任。’97年東京大学名誉教授。国内外の噴火・火山災害の調 査研究を行う。’73年日本地質学会賞、’08年日本火山学会賞、’04年防災功労者総理大臣表彰などを受賞。編著書に『火山、地球科学講座』『空から見 た世界の火山』『富士火山』などがある。
わたなべ・さだもと 森林環境研究所
1934年富士宮市生まれ。北海道大学農学部林産学 科卒業。’84年林野庁に勤める。以降、東京大学教授、三重大学教授、立正大学教授、環境化学研究所所長を歴任。森林生態学をはじめ、天然林・人工林の持 続的管理技術まで広く森林の研究を行い、環境時代の森の在り方についても提言。’94年日本林学会賞を受賞。著書に『樹木社会学』『樹木の世界』『森とつ きあう』などがある。
たなか・ゆうこ 法政大学社会学部教授
1952年横浜生まれ。法政大学文学部卒業、同大学 院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。’86年北京大学に留学。 ’93年オックスフォード大学在外研究員を務めたのち、’03年より現職。江戸時代をテーマに文学、美術から生活文化まで横断的に研究。’86年度芸術選 奨文部大臣新人賞、2000年度芸術選奨文部科学大臣賞、’01年度サントリー学芸賞、’05年度紫綬褒章受章など、多数の受章経歴をもつ。著書には『江 戸の想像力』『江戸百夢』『江戸の恋』『樋口一葉「いやだ!」と云ふ』『カムイ伝講義』などがある。
とおやま・あつこ 新国立劇場運営財団理事長/元文部科学大臣
1962年東京大学法学部卒業。同年文部省(現・文 部科学省)入省。高等教育局長などを歴任。’94年文化庁長官に就任。以降’96年駐トルコ共和国大使、2000年国立西洋美術館長、’01年小泉内閣に 民間初の文部科学大臣として入閣。’05年より現職を務める。著書に『トルコ 世紀のはざまで』(日本語版、トルコ語版、英語版)『こうかわる学校 こうかわる大学』などがある。
■ 3月10日出版記念会ダイジェスト動画