世界一有名な日本絵師・葛飾北斎による多彩な富士の数々。
北斎に並ぶ江戸絵画界のスーパースター・谷文晁の描く富士は、中国の皇帝までもが欲しがったという。
日本画壇の重鎮・横山大観が描く、朝日を浴びた聖なる山。皇室の宮殿を飾る屏風として制作された。
横山大観を師と仰いだ画家・奥村土牛が、101歳の時に描いた絶筆。
狩野元信が室町時代に描いたとされる作品。山を登る人々の姿に、富士が信仰の対象であったことが窺われる。
豊臣秀吉が愛用したと伝えられており、闇の中、金色に輝く富士は火焔をあげている。
琳派の巨匠・尾形光琳による作品。三保の松原から見た富士が描かれている。
明治から大正にかけて活躍した富岡鉄斎の作品。自ら富士山に登り、その険しさとパワーを感じ、表現した。