小林亜星さん

作曲家
慶応義塾大学経済学部卒業。作曲を服部正氏に師事。
昭和36年のCMソング、レナウン「ワンサカ娘」「イエイエ」をはじめ、サントリー「オールド」、明治製菓「チェルシー」、ブリヂストン「どこまでも行こう」、日立「この木なんの木」等、 次々とヒットCMを作曲。
他に、ドラマ音楽(向田スペシャル、裸の大将、三匹が斬る、他)、歌謡曲、ポップス、アニメ(狼少年ケン、ガッチャマン、ひみつのアッコちゃん、魔法使いサリー、他)の音楽を作曲。
昭和47年、ピンポンパン体操が200万枚を超す大ヒット。レコード大賞童謡賞を受賞。
昭和49年には巨体を買われて、向田邦子作のTVドラマ「寺内貫太郎一家」に主演、大好評を得る。以来、作詞・作曲、タレントの両面で活躍する。今までに古賀賞、中山晋平賞、ギャラクシー賞を受賞し、昭和51年には都はるみ「北の宿から」でレコード大賞を受賞する。
クラシックからジャズ、ロック、演歌まで、小林亜星ならではの音楽活動を続ける。また平成14年4月から9月まで放送されたNHK連続テレビ小説「さくら」では、主人公さくらの祖父としても出演。 現在、日本音楽著作権協会評議員。
私は、子供のころから杉並区に住んでいますので、天気の良い日には、夕方、自宅から富士山を見ることが出来ます。また、千葉にある別荘からも、東京湾の後 ろに富士山を見ることが出来るのです。そうやって、運よく富士山を見られたときには、本当に嬉しくなります。また、夕方に、富士山が見られた時には「今日 も良い日だったな」と思うし、さらに、富士山を見てそう感じることで、自分は日本人だなと実感します。
富士山の魅力は、多様な美しさを見せてくれ る所じゃないでしょうか。朝見る富士、夕方見る富士、春夏秋冬の富士では、全く違う姿をみせてくれます。その中でも、私が一番好きなのが、元旦に見る富士 山です。周りの空気が澄んでいて、雪の積もった富士山がくっきりと見える。まさに「清」という字が、富士山にはぴったりだなと思うのです。
そんな富士山が世界遺産でないことは、前々から非常に不思議に思っていました。それには、ゴミの問題や様々な問題があるのだとか。それを聞いて「けしからん」と思っていました。
そのような意味でも、私もこの富士山を世界遺産にする活動に賛同しています。
応援していますので、これからも頑張ってください。