ピーター・フランクルさん

数学博士/大道芸人
1953年3月26日ハンガリー生まれ。
1971年国際数学オリンピックで金メダルを取得し、同年ブタペストのオトボス大学数学科に入学。1973年アメリカ人数学者ロナルド・グラハムに出会いその影響でジャグリングを始める。1975年パリ第七大学に国費留学。1977年数学博士号取得。1978年ハンガリーサーカス学校で舞台芸人の国家資格を取得。1979年にフランスに亡命し、1982年には東京大学に招かれ初来日。1987年フランス国籍を取得。翌年1988年から日本に定住を始める。
1992年算数オリンピック委員会専務理事就任。1998年ハンガリーの最高科学機関であるハンガリー学士院メンバーになる。1999年日本ジャグリング協会名誉顧問に就任。
以前住んでいたマンションのベランダでは、晴れた日には富士山がみえたんです。色んな時季に、夕方5時半から6時位にうっすらと富士山をみることができました。富士山がみられるかなって外を眺めたり、富士山をみることができると、明日いいことがありそうだなって思ったり。
よく富士山は日本一の山だって言いますよね。私はできればそうは言ってほしくないと思っています。そういうことで、より高い山をみつけようとかそういう気持ちがおきてしまうからです。ですから、富士山のことは「日本の象徴」という観点から見てほしいと思っています。外国人は、日本というとサムライ、ゲイシャ、フジヤマと答えます。サムライは今いませんし、ゲイシャもなかなか出会うことが出来ない。だからその中で一番身近なのは、「フジヤマ」なのです。富士山が日本のほかの山々、世界の山と何が違うかというと、日本人の約2割の人が、晴れた日には、富士山をみることができる可能性があると思います。千葉や、神奈川あちこちから富士山を見かけることが出来ます。他の高い山、美しい山はなかなか簡単にみることができないのです。街の中で、富士山を見ることができたり、すごく素敵なことだと思います。
私の自慢なんですが、逆さ富士を1月1日にみることができたことがあります。それは、山梨でも静岡でもなく、西武遊園地で。ジェットコースターになって私が逆さになってですけど。