山下泰裕さん

ロサンゼルスオリンピック柔道金メダリスト/東海大学教授
昭和32年6月1日生まれ。熊本県生まれ。東海大学大学院体育学研究科卒業。現役時代、全日本選手権にて9連勝、1981年の世界選手権無差別級優勝、1984年のロスオリンピックの無差別級にて優勝を果たすなど活躍。そして、1985年、203連勝にて、現役選手を引退した。前全日本柔道連盟強化コーチ。現在、同大学体育学部教授、柔道部部長を務める。柔道8段(平成15年4月30日取得)。また、国際柔道連盟教育コーチング理事、前日本柔道連盟理事、NPO法人柔道教育ソリダリティ理事、ネットワーク地球村理事なども務める。
柔道では戦う相手は敵ではありません。
相手がいて自分を磨き高めることができます。そういう意味で柔道では相手を思いやる心、『和』の心がもっとも大切だと言えます。私は現在、柔道の国際普及活動を展開していますが、そこで目指しているものは柔道を通して日本の心、『和』の心を世界に広めるということです。
これまで世界の多くの国を訪れましたが、富士山のようなどこから見ても美しい調和の取れた山は見たことはありません。富士山は我々日本人の心を表した山であります。
富士山を仰ぎ見るといつも心がすがすがしくなります
富士山を仰ぎ見るといつもわたしの背筋が伸び、清く生きたくなります。
この混乱の世の中、今まさに世界で求められているものは富士山が表す『和』のこころであると信じます。
富士山を世界遺産にする活動、私も全面的に応援します。