春夏秋冬、ほぼ毎日、私のポケットには一枚の手ぬぐいがある。
「手を拭いてよし」、「頭に巻いてよし」、「モノを包んでよし」、
正に万能ツール、それが手ぬぐいだ。
とても身近な存在だが、元々はそうではなかったらしい。
手ぬぐいのルーツは、平安時代の神事装身具だった、という説もある。
昔は布が高価だったため、一部の貴族だけが使用出来たのだろう。
しかし、江戸時代以降、綿の栽培が飛躍的に盛んになるとともに、
手ぬぐいも一躍、市民が日常使いできるアイテムに変身したわけだ。
手ぬぐい好きな私は、富士柄のみを買い求めているわけではないが、
富士柄を発見すると無条件で購入してしまう。
サイズは一尺×三尺(33センチ×90センチ)が基本とされる。
ポケットサイズのアート富士である。
てぬぐい専門店かまわぬ