富士の図案の下に描かれた五線譜。なんとロマンチックな構図だろう。
日本の歌シリーズと名付けられたシリーズ。
もちろん歌は「ふじの山」。
「あたまを雲の上に出し」の出だし部分が図案になっている。
1911年に刊行された「尋常小学読本唱歌(二)」に収録されていた
富士を題材にした、まさに日本を代表する名歌である。
せっかくだから歌詞を改めて記してみたい。
あたまを雲の上に出し
四方の山を 見おろして
かみなりさまを下に聞く
富士は日本一の山
さて二番は歌えますか?
青空高く そびえ立ち
からだに雪の 着物着て
霞のすそを 遠くひく
富士は日本一の山
そんな歌の切手です。