今年初めて買った富士山本「ご近所富士山の謎」有坂蓉子さん著を読み終えた。
感想は「さらに富士塚のことを知りたくなった」。
そんなことを考えていたら、実は有坂さん続編も書かれていたのである。
その名も「古くて新しいお江戸パワースポット 富士塚ゆる散歩」。
即行で購入し、拝読。
帯には「富士山好き江戸っ子の「粋」に触れる不可思議史跡ワールド」とある。
前書「ご近所」を読んで、私がまず抱いた富士塚の印象は「不思議なるもの」であった。
言葉をあえて選ばないで言うと「富士塚は不思議である」という結論に至った。
どうしてあんな山作っちゃったんだろう?
その不思議山「富士塚」が江戸にたくさんある不思議さの二乗ぶり、
さらに江戸っ子の「粋」ぶりがこの本から伝わってくる。
富士山は女人禁制の山。
しかし禁制と言われれば言われるほど行きたくなる、登りたくなるのが性(さが)。
さらに近けりゃまだしも、遠いときたもんだ。
「べらんめい、行けネエのなら、作っちまおうぜ!」と
江戸弁で粋なことを考えた江戸っ子が作ったのが
粋な山富士塚だったとも有坂さんは本著で書かれている。
粋な江戸っ子が作った山に実際登ることを決め、
これはもうご本人に直接お会いしてお話を聞きたくて、ついに連絡を取ってしまった。
そのインタビューは3月に「223インタビュー」でご紹介します。お楽しみに!