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名もなき富士

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人は1日に1度は食卓に向かう。
そんな食事の主役は色とりどりの料理だろうが
肝心要(かんじんかなめ)の名脇役、
それは食器である。(主役という人もいるが)

スーパーで買ってきた惣菜をおしゃれな小鉢に移すだけで、
飯(めし)がディナーになる。
そんな名脇役中の名脇役と言えば醤油皿だと私は思っている。

日本の食卓になくてはならない際立つ存在、
そんな醤油を受ける醤油皿で、富士山の形をしたものを発見した。
晩酌に鯛の切り身を紫色の駿河湾に泳がせば、至極悦楽間違いなし。
散歩の途中、鎌倉の陶器屋で発見、即購入。
この皿が我が家にやって来て以来、食卓での富士山醤油皿の登場はほぼ毎日。
和食率も高まっているのは気のせいか?

銘柄やメーカー名の版はとくにないが、
そんな名もなき名脇役にたまらなく惹かれている。

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