門池公園はその昔、池があったが洪水で埋没、
いまは人工の貯水池となっている門池(かどいけ)を利用した市民憩いの場。
この池に残る竜伝説を紹介しよう。
天の国で新婚生活を送っていた2匹の竜がいた。
神様がお祝にくれた虹色の玉をとても大切にしていたが、
雌の竜が地上のこの門池に玉を落としてしまう。
雌の竜は門池を一生懸命探した。
しかし玉は発見できない。
地上に降りた雌の竜は玉が見つけられなければ天に戻れない。
離れ離れになった夫婦竜はとても悲しんだ。
哀れに感じた神は、雌竜が地上に降りてちょうど1000年目に
一度だけ玉を光らせるということを二匹の竜に伝えた。
そして遂に1000年目の日
神が言う通り虹色の玉が光りだし、
雌の竜は玉を見つけ、天の国へ帰っていった。
今週末あたり、竜伝説を想像しながら桜を堪能してみてはいかがだろうか?
約300メートルの桜並木と富士山が訪れる人を出迎えてくれる。