書店で本を選んでいるとつい無条件で手を伸ばしてしまうのが幕末モノ。
黒船来航、佐幕派と尊王派、勤王志士という単語には本当に弱い。
男は天下の幕臣であり、女は倒幕に命を懸ける男装の勤王志士。
そして吉川英治先生の作品とくれば面白くないはずがない。
この小説の設定は、対立する組織に属する男と女。
決して惚れてはならぬ敵同士の身。
ページを開いた1ページ目から最後の「完」という一字まで一気に読める名作。
そして富士山。
その富士が文中どのように関わってくるからぜひ実際に本を手にしてお楽しみください。
激動の幕末を生きた男女の悲恋を描いた超がつく、感動作。
世界遺産登録でそう言えば読んだな、
と思いだして再読した名著。
是非!
と思いだして再読した名著。
是非!
著者 | 吉川英治 |
発行 | 学研マーケティング |