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富士山プチヒストリア ~富士山と関わった人物録 vol.5

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今から1200年ほど前の平安時代初期の武将 坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)。
征夷大将軍として蝦夷(えみし / 現在の東北地方)を討伐した人物として知られている。

田村麻呂については数々の伝承が残るが、その中でも京都清水寺の創建と、
806年(大同元年)に平城天皇の命により現在の大宮の地に、
富士山本宮浅間大社の壮大な社殿を建立したのは特に有名。

田村麻呂が活躍した平安時代の初期、
富士山が大噴火した最初の記録(延暦の噴火)が残っている。
田村麻呂もこの噴火を見たのだろうか?
全国に1300余りある浅間神社の総本宮と称えられている富士山本宮浅間大社。
社殿横手にある湧玉池 (特別天然記念物) は、
かつて富士山信仰の信者たちが登山の前に身を清めた神聖な池。

田村麻呂もこの池に自分の姿を映したのだろうか?
歴史への興味は尽きない。

 
参照 「日本書紀」

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