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富士山プチヒストリア ~富士山と関わった人物録 vol.6

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写真:大阪・金剛寺蔵
 
歴史に名を残す偉大な人には何かしら伝説がある。
源義経が中国へ渡り成吉思汗になった。信長は本能寺では死んでいなかった。
そんな伝説に出会うのも歴史の楽しさのひとつだと思う。

しかしこの人ほど伝説の多い偉人も珍しい。空海(弘法大師)である。

空海の行くところ行くところ伝説がついてまわり、全国津々浦々に空海伝説がある。
特に多いのが温泉伝説。「弘法の湯」はそれこそ日本中にあり、
その数約100をも越えるといわれている。
さすがに空海と言えども全部が本当とは思えないが、
旅に出るのはそんな伝説がきかっけということもあり、そんな脚色されたものもまた楽しい。

また、こんな伝説も残る。
807年、 空海 は富士山に甲州側より登り、石仏を勧進したという。
(坂上田村麻呂も一緒という説もある)
1984年公開の映画「空海」では、北大路欣也演じる空海が
富士山爆発で自然災害に会うという設定になっていたのを思い出した。

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