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富士山を観に行こう!第2弾 MOA美術館(静岡県)

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富士山と言えば赤富士を思い起こす人も多いはずだ。

そのぐらい日本人の瞼には朝日に染まる富士山の姿が焼き付いている。
いやもしかしたら実際に朝日に染まる富士を観たこともない人もしかり、
この赤富士は日本人の心の原風景なのかもしれない。
 
葛飾北斎(1760~1849)は、本格的な風景版画を創造した画家として知られる。
「富嶽三十六景」の中の一枚である「凱風快晴(がいふうかいせい)」はその代表作として知られ、
「赤富士」の名で親しまれているのだ。その赤富士はMOA美術館で観ることができる。
 
私は数年前までこの赤富士は夕焼けに染まると疑っていなかった。
恥ずかしい話だが、この美術館を訪ね展示作品を観て、
これが晴れやかな早朝の富士を描いたものだと知った次第である。
私の無知ぶりはどうでもいいが、この赤富士の素晴らしさは、いくら言葉を重ねても足りない。
 
美術館の創始者である岡田茂吉に因み、
Mokichi Okada Associationの頭文字を冠したMOA美術館からも、
晴れた日には富士が良く見える。ぜひ一度足をお運びください。

 
ミュージアムデータ
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MOA美術館
MOA MUSEUM OF ART
静岡県熱海市桃山町26-2
開館時間 9時30分~16時30分(毎週木曜日休館)
公式サイト http://www.moaart.or.jp/

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