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秋の読書月間 第3弾

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小学校の時、今風に言うとバードウオッチングにはまっていたことがある。

横浜でも奥深い田園風景が色濃く残る場所で育ったため、
周囲には原っぱや森がたくさんあった。
そこは最高の遊び場であり、秘密基地だった。自宅もほぼ森に囲まれており、
家のベランダから野鳥の飛ぶ姿が良く見えたものだ。
鳥の名前と言えば、雀、鶏、鳩、カラスぐらいしかわからず、
家から見つける鳥の名前をどうしても知りたくなり、
図鑑で鳥の名前を調べては悦に入っていた。
バードウオッチングなどとは到底呼べるものではなく、
単なる好奇心でしかなく、しばらくすると鳥はどうでもよくなり、
趣味と呼べるまでは到達しなかった。

しかし、大人になってもその時のことはよく記憶していて、
庭にやってくる鳥を見つけてはあの鳥はムクドリだとか分かったふりをしている。
(正しいかどうかは不明)

そんなバードウオッチャーのための富士山版が出たので買ってみた。
実際足を運んでみた青木ヶ原樹海や朝霧高原の他、
広大な富士山麓に点在する『27の探鳥エリア』が掲載されている。
富士山と周辺で見られる鳥はおよそ160種だそうだ。
ぜひ秋晴れの休日、富士山バードウオッチングをしてみてはいかがだろう。


富士山バードウォッチングガイド(2014年刊)
発行 文一総合出版
BIRDER編集部 著
価格 定価 1,512円(税込)

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