富士のブランド数多くあれど、その名も富士山を産地にした美味しいこだわりを紹介していく。
富士産な理由をお届けする。その第2弾。
炊き立てのご飯を食べる時、お米のある国に生まれた幸せというのを強烈に感じることがある。
もちろん海外に旅行し、その土地にあった料理とお米も美味しいしと思う。
しかし、日本のお米は最高に美味しいとつくづく思うのである。
先日、パン好きな友人と話していて、どうしても譲れないことがあった。
それは彼の家に炊飯器がないことだ。
彼曰く「少なくとも自宅ではもう何年もお米を食べていない」だそう。
つまり外食では食べることがあっても、自宅には炊飯器がないのでお米を食べないらしい。
僕は他人の趣味嗜好にはあまり関心がない方だし、ましては食生活について、
これが美味い不味いなんて個人的な話で、自分の味覚を他人に押し付けることも
共感を求めることも基本ない。しかし彼の言う「炊飯器がない」には正直、
「えっ、そんなのあり得ない!!」と声を荒立ててしまった。
まあ冷静に考えれば、この嗜好の細分化された時代、そんな人は結構いるだろうし、
事実、家でお米を炊かない人は結構いるらしい。
話の前振りが長かったが、要はお米の美味しい産地は先ず水が美味い。
つまり美味しい水の宝庫富士山の周辺のお米は美味しい。(無理振りですいません)
お米にもいろいろな特徴を持ったものがあり、甘みがあるもの、粘りがあるもの、
冷めても柔らかいもの、粒の大きさや香りの違うもの。
先日、この御殿場産こしひかりを取り寄せ、炊き立てごはんを食べた。
その瞬間、炊飯器のない友人のことはどうでもよくなった。
あまりの美味しさに感動して、こう叫んだ。(心の中でしたが)
嗚呼(ああ)、美味しいお米がある食卓は幸せだ。
写真は自宅での食卓風景 撮影本人