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2月23日は富士山の日 その四

今年もまた2月23日を迎えられた。
2月23日。富士山の日。私達にとっては特別な日ですが、この後天皇の2019年4月30日退位に伴い、2020年のこの2月23日は新天皇誕生日になる。新しい元号が何になるかは今後の楽しみとして、先ずは2月23日が普通の日であるのは今年と来年だけになる。
とっても感慨深い。

毎年1月1日には、その年の家族の無病息災と平和を念じて、初日の出と富士山に手を合わせる。
そして、2月23日は、富士山が見えても見えなくても、富士山の方角に向って感謝を伝える。特に何かを念じるのでなく、ただただその日が迎えられたことに感謝するだけ。日々元気を与えてくれる存在であり、勇気をもたらしてくれる富士山へ、この2月23日は感謝する。正直、この連載がスタートするまでは、この「感謝」という気持ちはなかったと思う。もちろんこうして連載をさせていただく感謝もある。しかしそれ以上に富士山という存在が「感謝」なのである。
それが2020年には、同時に天皇陛下への「誕生日おめでとうございます」という想いが加わる。

現皇太子様は今までも富士山への想いを伝えてくださっている。
かつて登山専門誌「岳人」(東京新聞出版局)に、「富士山に登って」と題したエッセーを寄せておられる。
世界文化遺産となった富士山に対する幼少時からのふれあい、初登頂時の思い出などを、ご自身で撮影した富士山の写真とともに寄稿された。
皇太子さまの初登頂は2008年8月。その際には「雄大な景色に見惚れるうち、長年来の夢が叶い、富士山に初登頂できた喜びもひしひしとわいてきた」とお言葉を述べられている。
天皇陛下になられた後の富士山へのコメントも今から楽しみだ。
さて天皇陛下になられた後の登頂はあるのだろうか?
今からとても楽しみにしている。

撮影 本人  逗子マリーナからの富士山

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