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春になれば その2

桜ばかりに気をとられていると、梅に気づかないまま春を迎えることになる。
2月の末に鎌倉円覚寺に梅鑑賞をしに行った。正確には梅を撮影する旅を主宰したので、1日中参加者の皆様と梅尽くしを満喫した。

桜に比べその存在はおとなしい。しかし、梅の素晴らしさを知ると後戻りできなくなるという写真家の人もまた多い。桜に比べ色が淡く、撮影も難しいそうだ。

そして富士山と梅のマッチングでいえば、箱根、駿河湾や伊豆半島を一望できる岩本山公園。公園が公開しているデータによると、30種389本の梅が植わっているそうだ。
あっと言う間に散る梅だが、標高が460mと少し高所にあるため、開花の時期が少し遅い梅の里(裾野市)もこれから見どころを迎える。ヘルシーパーク裾野に隣接する丘陵地にあり、約700本の梅が植えられている。

毎年、私自身気が付くと桜ばかりを追って梅をゾンザイに扱ってきたので、今年は自身の梅の鑑賞体験も交えて梅情報をお届けした。さて肝心の写真だが梅の写真がない。
もちろん鎌倉で撮影したものを掲載してもいいが、富士山とは全く無関係ということで、急遽小田原に向かい、3万5千本もの白梅の木を誇る「曽我別所梅林」へ。
富士山をバックに梅の咲き誇る景色を撮影しようとしたが、あいにくの曇り。富士山は全く見えず、梅のみの撮影になってしまったという結末。

撮影場所 小田原曽我別所梅林

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