改めて書くまでもないのだが、東京から下り方面でも東京への上りの新幹線でも座席は窓側E席が嬉しい。
富士山を見るための席がE席。5席並んでいて、ABC席が3つ並び、通路を挟んでDE席であり、富士山側がE席というわけだ。
E席だけにイ~席とダジャレをかましているわけではない。
上り下りに関して言えば「下り」より「上り」が個人的には好きだ。
静岡駅を過ぎたあたりから連なる山々に隠れてたり見えたりし始める。ワクワクが高まる時間がたまらない。
この季節(3月)なら蜜柑畑が山肌に現れてくると富士山はさらに近づく。まだ富士山は山の頭から顔を出す程度である。
そして新幹線はトンネルをくぐっては抜け、そしてまたトンネルと続き、最後のトンネルを抜けると突然裾野が広がる。
感動の瞬間だ。
「富士川」越しに圧倒的な富士山が景色の全てを占める。
そして日本製紙の工場が見えてきて、おびただしい数の工場の煙突が裾野と重なり、 独自の景色を作る。
この景色が「上り新幹線」の富士山鑑賞のクライマックスだと思う。
私は席をE席に指定したりはしない。
同行する人がいれば断りを入れて、E席に座らせていただくこともあるが、この席の記号に「E」が印字されているだけで新幹線は最高のシアターになる。
天気の具合や、時間帯(夜は当然見えない)によって、移動する時間を感動空間に変えてくれる。
そして今回(3月8日)の移動は天気も申し分なく最高な富士山が鑑賞でき最高でした。
富士山に感謝
撮影 本人