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箱根の山は、天下の嶮(けん)

正月といえば「駅伝」を挙げる人がいる。2日の往路、3日に復路があり、前年大会でシード権を獲得した10校と予選会を通過した10校に関東学生連合チームを加えた21校が出場し、大手町のゴールを目指す。
私も毎年の楽しみにしていたが、2017年からは施設イベントが1月3日になり、復路のテレビ観戦は叶わないが、それでもその施設の前が駅伝のコースになっているため、その生の迫力を感じる楽しみに変わっている。
コース的には10区、ほぼ優勝校が決まっている場所なので
いよいよビクトリーランになろうとしている選手が一気に駆け抜けていく。2020年は青山学院の最終ランナー湯原慶吾(2年)選手の激走を見送ることができた。
その駅伝事務局から施設掲示用にポスターが配布される。そのポスターがこちら。
「駅伝」というひときわ大きく力強い文字と重なるのは富士山の雄姿。
往路ではその日の天気情報と合わせて、富士山が「見える」「見えない」が番組中、何度も伝えられる。
往路で目指すのはもちろん箱根だが、選手はきっと富士山を目指して走っているのではないだろうか?
「箱根の山は、天下の嶮(けん)」と歌われた時代にはまさかその急勾配を走るレースが行われるとは想像していなかっただろう。作詞家の鳥居忱(とりいまこと)さんもびっくりに違いない(瀧廉太郎さんは作曲)。
青学が2年ぶりの優勝で幕を下ろした2020年の駅伝。これからも数多くのドラマが続いていくに違いない。

月並みな言い方で申し訳有りませんが、感動をありがとうございました。

撮影  本人

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