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恒例 秋の読書月間〜ときには映画もね(連載vol.518) その二 『富士山頂』

今年、渡哲也さんがお亡くなりになりました。

 

私たちの世代はTV「大都会」「西部警察」の渡さんのイメージが強いが、日活映画を支えた大スターだった。

この作品の制作は1970年。

原作は新田次郎。

表題の映画は20089年頃だったがテレビで初めて観たと記憶している。

この映画は石原裕次郎さんの死後、ソフト化されておらず、幻の映画とされていた。

ソフト化されなかった理由は『映画は大きなスクリーンで観るもの』と言う裕次郎さんのポリシーを守っていたらしい。

 

公開は1970万博が大阪で開催され、日本は高度成長期の真っ只中。

しかし、映画業界は斜陽に向かいつつあり、

その中、最高の映画を作ることを合い言葉に裕次郎さんたちが賭けた夢がこの『富士山頂』だった。

 

富士山に物資を運ぶヘリコプターの操縦士役が渡哲也さん。

昭和の時代を築いた銀幕のスターの御冥福をお祈りします。

 

 

タイトル/富士山頂(1970年作品)

制作/石原プロモーション

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