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行く富士、来る富士2020 その二

GOTO!日帰り弾丸ツアーと称して、岡田紅陽展に行って来た。

「富士こそわがいのち」として富士山撮影に生涯を捧げた岡田紅陽(1895-1972)。

岡田紅陽が初めてといえば千円札のデザインの元となった「湖畔の春」が余りにも有名だが。今回の展示には未収蔵の作品を新たにプリントして公開している。

関東大震災(1923年/大正12年)を撮影し頭角を現すも、その後、第二次世界大戦が始まり、それまで撮影し続けたガラス乾板やネガなどの大部分を空襲により失うなど、岡田紅陽の写真史はまさに激動の中にある。そして生涯を賭けてのテーマとなる富士山との出合い。

震災は戦争で傷ついた岡田紅陽にとって、富士山がどれほど大きな支えになったかは想像ができる。

ドテラ姿で歩きながら撮影している姿を見た村の人は、愛着を込めて「紅陽さん」と呼んでいたという有名な逸話が残っている。

ぜひご覧ください。

展示期間:2020年12月2日(水)~ 2021年1月17日(日)

会場:岡田紅陽写真美術館 企画展示ホール

問い合わせ:0555-84-3222

http://shikinomori.webcrow.jp/okada.html

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