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富士山を街で探す〜街富士2020

ここ数年、新年を迎えるのは関西。京都からJR湖西線に乗り10分ぐらい、唐崎の駅が妻の実家。比叡山の麓の旧街道に位置する小さな街は今、明智光秀で賑わっている。光秀が比叡山を焼き討ちした後の復興の象徴である坂本城跡にも普段より観光客が訪ねていた。
さて、そんな街で見つけた看板がこちら。琺瑯(ほうろう)の看板は四隅が錆びていたが、しっかり家の柱に張り付いていた。
「富士山とヨット」で「富士ヨット」。どうらや学生服のメーカーのようである。
看板は少し古めかしいが、創業は1952年(昭和27年)、今でも現存するメーカーだ。本社は倉敷とある。
まだネットや通販のない時代、制服の営業がこのように街の小さい衣料店を回った名残だろう。
制服というとみなさんはいつの時代を思い出すだろう?
私の場合、小学校時代は私服、中学で詰襟、高校はブレザーにネクタイだったが、制服といえば、詰襟の印象が一番強い。
自由だった小学校から、初めての制服は詰襟だったので、首を締め付ける詰襟が少し窮屈だった印象が今でも鮮烈に記憶に残っている。

「富士山を街で探す〜街富士」。これは、この223マガジンを通じてのテーマです。
2020年も地道に更新していこうと思います。
ぜひ、みなさまからも街富士情報お待ちしています。
それでは2020年、いい1年にしましょうね。

撮影場所 滋賀県坂本穴太
撮影 本人

あけましておめでとうございます。

令和初の正月。

昨年の元旦、来年は天皇の誕生日は2月23日になると記したが、今年はついに富士山の日が天皇誕生日になる。
2月23日、富士山の日にますます注目が集まるに違いない。

富士山の話題と言えば、富士山麓から五合目までを結ぶ「富士山登山鉄道」構想が発表され、いよいよ現実味を帯びてきた。
ちょうど1年前、長崎知事は、知事選で、登山鉄道構想の検討を公約に掲げて当選しての、その実行に向けて、動き出した形になる。

富士山に登山鉄道を建設するという話は、100年前から繰り返し発表されている。とりわけケーブルカーについては、戦前、何度となく申請がされたものの、いずれも実現に至ることなく立ち消えとなっている。
ぜひ実現して欲しいし、私もこの223マガジンでその行方を追いたいと考えている。

初夢は富士山登山鉄道と言うことで、2020年も引き続き、富士山世界遺産国民会議と223マガジンをよろしくお願い申し上げます。

皆様にとって今年が素晴らしい1年でありますように!

223マガジン 編集長 鈴木 重美

※写真は2020年正月のものではありません。

撮影:本人

ゆく富士 くる富士

令和になり、日本で初のラグビーワールドカップが開催された2019年がまもなく終わる。
台風の被害はまだ日本各地に深い影を落としている。
私の住む鎌倉も被害が多く出た。
私自身は15号の際、家屋と自動車が破損、車は戻って来たが、家の修理は目処が立たずに年を越す。
しかし住む場所があるだけでも感謝する気持ちになるほど日本中で被害は甚大だ。

15号が去った翌日、台風一過で晴れた浜辺から富士山が見えた事はすでに書いたが、日々癒してくれる自然も時に牙を剥く。つくづく自然の前で人は無力だ。

鎌倉を走る国道134号はその一部は箱根駅伝としても有名だが、そちらも被害を受けている。

その全線開通は1965年だそうだが、台風が来るたびに稲村ヶ崎のあたりは被害があり、通行止めを余儀なくされる。

人間の考えたアイデアは半世紀ももたないのだろうか。

1年を振り返ると大変さだけが記憶に残る感じもするが、それでも新しい年に希望を持ちたい。

富士山の景色を探した1年だったが、先日行きつけの古本屋て未使用品のポストカードセットを見つけ、購入した。

買った人が記したのだろうか?
ポストカードの外袋には、「38.8.25」とメモ書きがされていた。
確証はないが、きっと昭和38年に富士山を旅行された方が記念に買われたのだと思う。

人の作ったものは半世紀もたないかもしれないが、思い出は永遠だ。

今年も一年間お読みいただき、誠にありがとうございました。
来年も皆様にとって素晴らしい日が訪れますように

223マガジン編集長 鈴木重美
撮影 本人

ほっと一息つきたい方へ

年末である。
もうすぐお正月もやってくる。
あと一息で休暇だと自分を鼓舞して、年末進行のスケジュールに追われている。

今年もお世話になったものに、富士山定点カメラがある。
「定点カメラ」とは字の如く、備え付けられているカメラ。私は自宅にいながら、毎朝ルーテインのようにいくつもの定点カメラで富士山を追う。もちろん、定点カメラがあっても富士山は顔を出さない日もある。それでも必ず、定点カメラから富士山ウオッチの1日が始まる。
私はこの定点が好きで、フェイスブックが世間に広まり出した頃、毎朝の朝食を定点観測して3年間1日も休まず継続させたのが自慢だ。

まずはこちら。

静岡県 ライブカメラビュー
静岡県の公式ホームページが運営するライブカメラになる。
https://www.pref.shizuoka.jp/~live/

さらに静岡県にある定点カメラは、「伊豆市ライブカメラ」「富士山すその歳時記」「富士山ライブカメラ」「富士宮市富士山ライブカメラ」「薩埵(さった)峠富士山ライブカメラ」 「日本平夢テラス 」にリンクされているので、是非、まずは上記のURLから見ていただきたい。
私は多少時間のある朝などはすべてのカメラを見る。定点カメラ散歩をしているので、気がつくとすぐ1時間ぐらいこのサイトにいることもある。

さて、次のお気に入りは山梨県側から「絶景くんの富士山中継」。(http://www.vill.yamanakako.yamanashi.jp/zekkei/

「絶景くん」の名の通り、自宅にいながらにして富士山の絶景を眺めることができる。先日は防水の通信機器を使い風呂の中で絶景を堪能して悦に入った(完全な自己満足です)。このカメラは何度か足を運んだことのある「山中湖交流プラザきらら」からの定点撮影になっているので親近感もある。

最後はこちら。今日は1日富士山を眺めていたい人向け。
富士山一周ライブカメラ(https://fujigokowind.net/guide/

はっきりとは覚えていないが、このカメラが設置された頃は確か10台程度のカメラ数だったと記憶している。今では100台以上になっているはず。
サイトには地図が掲載されていて、自分が見たい場所をクリックすると、映像(静止画と動画がある)からの景色を見ることができる。

まさにオールラウンドビューが楽しめる
インデックスページにはこちらからどうぞ
https://fujigokowind.net/guide/livecamera_list.php

さあ、このように年末の忙しい中、ほっと一息つきたい時は、好きなコーヒーでも淹れながら、是非富士山定点カメラでもお楽しみください。

写真は我が家からの不定点カメラで撮影した富士山

宮崎泰一さん的”いいね”獲得写真ランキング

この季節はなんとなく一年を振り返りたくなる。
どうやって振り返るかを考えていたら、この人を思い出した。
この223マガジンでも度々登場してくれる宮崎泰一さん。
富士山の写真をご自身のフェイスブックに毎日投稿されている宮崎さんは、日々富士山を撮影する事を愛してやまない方である。
宮崎さんの写真は富士山愛に溢れている。
私の日課はほぼ毎日、宮崎さんの富士山写真をチェックすることから始まる。

そんな宮崎さんにご自身が撮影された2019年の一番お気に入りの富士山を教えてくださいとお願いした。
そして届いた写真がこちら。

綺麗に雪化粧した富士山をバックに、なんと季節外れのひまわりが咲き誇るというインパクトある一枚。

宮崎さんのコメントにも、『初めてこのような光景が撮れて感激しました。』とある。
そりゃそうでしょう。私も感激しました。

宮崎泰一さん、とびきりの写真をありがとうございます。
皆さんの今年のベストショットはどんな一枚ですか?

撮影日 2019年11月12日
場所 富士宮市北山
撮影者 宮崎泰一さん

宮崎さんのサイトはこちらになります。
https://www.facebook.com/taitan21

個人的な駅弁ランキング

1位 シウマイ弁当(崎陽軒 横浜)
2位 峠の釜飯(荻野屋 群馬)
3位 鯵の押し寿司(大船軒 鎌倉)

1位と3位は地元なので、まあ妥当なセレクトだと思う。2位は20代のスキーツアーが影響していて、駅弁と言うより横川のドライブインで食べた方が多いので 厳密に言うと駅弁ランキングからは除外せねばならない。

峠の釜めしは、言わずと知れた日本を代表する駅弁。
信越本線の横川駅開業と同時に駅弁を提供してきたおぎのやが、1958年から販売を始めた名物駅弁であり、また自動車旅行の到来に併せて「峠の釜めし・ドライブイン(現荻野屋横川店)」を1962年にオープンしてさらに人気に拍車がかかる。

1997年の長野新幹線開業で、信越本線の横川駅と軽井沢駅間が廃線となり、横川駅での販売数が激減するが、その他の駅などに販売網を拡大していて人気は衰えない。
ちなみに今回は、私は東京駅で購入しました。

実は最近まで富士山パッケージになっているのを知らなかった。2019年の今年、創業135年目を迎えたキングオブ駅弁をぜひ!

撮影 本人

荻野屋サイトはこちら
https://www.oginoya.co.jp/

勝手に恒例!11月は? そう読書月間 その4

横浜のハズれにある生まれ故郷は森や川を身近に感じられる場所だったので、時おり無性に緑に包まれたくなる衝動に駆られる。

現在の住まい鎌倉は海もあるが、緑も豊かなので、まち歩きや浜辺の散歩と同様に低い山をよく歩く。

“富士山に登ると富士山を観ることができない”(あくまで例えです)ので、富士山が眺めることができる山が好きだ。
ポータブルのコーヒーキットをリュックに入れて、家から1時間程度の週末山歩きを楽しみにしている。
大抵は近所だか、今回紹介する本にある奥秩父には年に2.3度足を伸ばす。
理由は単純。友達がいてガイドをしてくれるからだ。
週末友人宅で一泊して翌朝歩き始め、昼にコーヒーポイントを見つけコーヒーブレイク。日が暮れる前には帰宅の途につく。

奥秩父と奥多摩に内容は別れている。

ちなみに奥秩父では
コース15の『雲取山・飛龍山』から始まり、コース27の『茅ヶ岳・金ヶ岳』までの計12のコースが紹介されている。

しかし、まだこのガイドの表紙にあるような山越の富士山絶景に出合えていない。
次こそ自分のカメラに絶景を収めたい。

秋の散策シーズン、ぜひお気に入りのコースを発見してお出かけください。

撮影 本人

ヤマケイアルペンガイド 奥多摩・奥秩父
発行 山と溪谷社(2019年10月発行)
価格 2,750円(税込)

勝手に恒例!11月は? そう読書月間 その3

女郎ぐもや波小僧、かっぱなど、静岡県にもさまざまな妖怪伝説が語り継がれている。それをまとめた一冊。

昭和生まれの私の妖怪との出会いはもちろん ゲゲゲの鬼太郎(水木しげる作)だ。

怖い妖怪と言うより、子供たちの友達の妖怪だったように記憶しているし、昭和から平成、そして令和の時代になっても、まだ新しいシリーズが生まれている鬼太郎。時代が変わっても妖怪人気は子供たちにとっては不変なのかも知れない。

本書で紹介している妖怪の一つ『波小僧』の昔話がこちら。

「昔、漁師に捕えられた波小僧が、海へ逃してくれた恩返しとして、天気の変わり目を大きな音で知らせるようになりました。
地元では、天候の変わり目に突然鳴り出し、すっと鳴り止む遠州灘の海鳴りを『波小僧』と呼びます。
この不思議な現象は、遠州七不思議のひとつとして今日に伝えられています。」
(「 」内は御前崎サイトより引用)

もう一つ、最近の『妖怪ウォッチ』に登場する女郎蜘蛛だが、本書では伊豆市にある浄蓮の滝に残る話として紹介している。

伊豆以外でも仙台市の賢淵がよく知られているし、徳島にも伝説がある。
人気の高い妖怪なのである。

静岡に妖怪がいたことを今に伝える不思議な話をぜひお読みください。

御前崎ホームページはこちら

https://www.city.omaezaki.shizuoka.jp/kanko/watch_goaround/namikozo.html

撮影 本人

しずおか 妖怪・奇談を訪ねて―現代に残る不思議スポット

発行  静岡新聞社(2016年6月発行)

価格 1,320円(税込)

勝手に恒例!11月は? そう読書月間 その2

発行からは少し時間が経過しているが、2016年に発売された「くらべる東西」は、「目でみる漢字」や「目でみることば」を手掛けてきたおかべたかしさんと山出高士さんによるもの。
関東と関西にある同じものの写真を対比し、その違いが生まれた背景を分かりやすく解説するという内容でとても楽しい一冊である。

表紙にもなっている銭湯はご覧の通り富士山。
関東の銭湯は富士山が描かれているが、関西の銭湯には富士山はない。

もちろん富士山図案以外にも湯船の位置の違いでは、関西は商人が多いので身体を温めるから湯船が中央にあり、肉体労働者が多い関東は身体を洗ってから湯船に入るので位置が奥になると解説がある。
もちろん銭湯以外にもいなり寿司やちらし寿司などの食べ物、人に関すること、おもちゃ、果てはネコの特徴など、34の違いが紹介されている。
個人的には猫ネタが一番面白かった。

撮影 本人

くらべる東西

発行 東京書籍(2016年6月発行)

価格  1,430円(税込)

勝手に恒例!11月は? そう読書月間 その1

この恒例読書月間についてはタイムリーなネタはあまりない。
日々本屋に立ち寄って富士山関連の本を買い、11月にテキストに起こす。
しかし、時にはこのようにタイムリーなネタと出会う。

山と溪谷の11月号の特集は表紙のごとく『富士山』
〜眺めるだけではわからない。日本が誇る富士のほんとうの姿をこの1冊に〜と解説が付く。
日本人の尊崇の対象である富士山を山と溪谷らしいアプローチで内容の濃い一冊に仕上がっている。
書店で発見した時のインパクトもさることながら、読み応えも掲載されている写真もさすが山と溪谷の歴史を感じさせる。

骨太の一冊をぜひお手元に。

撮影 本人

発行 山と溪谷 (2019年11月号)

価格 1,100円(税込)

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