ニュース

富士山の旅2012 vol.9

magazin105.jpg
* 写真は5月頃の富士  写真提供 武藤裕也

富士山に登りたい。
いいえ、正式には「富士山に登り隊」です。

既に10万人を超す登山客で賑わう富士山。
シーズン真っ盛りだが、我々の視線は既に来期の富士山登山にも向いている。

このツアー「富士山に登り隊」は
8月に富士山頂上を目指すことを目的に
その年の3月からじょじょに体作りをしていこうというもの。
誰しも富士山に登りたいとは思う。
しかし実際には体力面などを理由に断念する方も多いのも事実。

そこでこのツアーは6ヶ月間チームで富士山登山を目指して
体つくりをし、さらにはチームワークの意識を高め、みんなでトレーニング、
簡単に登れない富士山を毎回徐々にレベルアップすることで
毎年多くの方を登頂の成功に導く。

ちなみに2012年のスケジュールは以下の通りになっている。

第1回
(2012年3・4月)
日帰り 筑波山 山の目的・マナーと装備の確認(1)
第2回
(2012年4・5月)
日帰り 金時山(きんときやま) 登山の上り方・下り方と装備の確認(2)
第3回
(2012年5・6月)
日帰り 富士山1~5合目 標高差に慣れる
第4回
(2012年6・7月)
日帰り 大菩薩嶺(だいぼさつれい) リュックの重さに慣れる・体調管理
第5回
(2012年7・8月)
宿泊 木曽・御嶽山(おんたけさん) 3000メートル対策と山小屋宿泊
第6回
(2012年8月)
宿泊 富士山 いよいよ本番!

※このスケジュールは2012年のもの。今年の受付は既に終了しております。

3月筑波山からの低山登山で足慣らしから始まり
8月の本番富士山頂上登山までの道のりは決して甘いだけの体験ではない。
しかしその分達成した時の喜びもひとしお。

2013年の同ツアーも
受付は2013年の1月を予定しているとのこと。

ぜひ来年こそは!という方、
諦めることなく富士山を目指して頂きたい。
 

ツアー名 富士山に登り隊
旅行主催会社 クラブツーリズム株式会社
詳しい情報 http://www.club-t.com

富士山の旅2012 vol.8

magazine104.jpg
* 写真提供 武藤裕也

今ではすっかり富士山登山は5合目からが定着しているが、
以前はもちろん1合目から歩いて登っていた。
これは1964年に富士山有料道路 通称「富士山スバルライン」が開通して以降
車で5合目まで行けるようになってからのことである。

河口湖から富士山5合目までの大自然を貫く29.5Kmの山岳ドライブウェイは
富士山の楽しみを広く一般に開放したけれども、
やはり富士登山は徒歩でというこだわりを持ったツアーもある。

そして1合目ではなく、
さらに海抜0メートルからの富士山登山を目指すコースもある。
それが今回ご紹介する
海から富士山ツアー「ウミフジ」になる。

海抜0m(富士川河口)を起点に
実相寺、富士山本宮浅間大社、村山浅間神社を経由し、
千年前の修験者と同じように富士山へ巡礼するツアーである。

全行程約50kmを日本一の富士山を目指し、歩く。
当然1泊では無理。
途中3泊をしながらの長い行程になる。(所要約77時間)
その分、頂上に到達した際の思いもまた格別に違いない。

石仏や祠などの史跡が点在する
最古の富士登山道・村山古道で富士山と向き合う4日間の旅いかがでしょう。
 

旅行主催会社 Nature Guide LIS
TEL 046-877-0530
募集ツアー日程 2012年8月12(日)~15(水)
詳しい情報 http://www.natureguide-lis.com/

富士山の旅2012 vol.7

magazine103.jpg
* 写真提供 武藤裕也

富士山シーズン真っただ中。
連続して富士山の旅をご紹介している。

魅力あふれる富士山だが、気軽に登れるように思えても、
そこは危険と隣り合わせの山であることも忘れてはいけない。
当然、山の気候は変わりやすく、万全な装備をして臨まなければならない。

しかし、その装備にお金がかかるのも事実、
多種多様な機能を持った装備品が町のアウトドアショップに並んでいるが、
値段もそれなりにする。
1年に1回の登山にかけられる予算にも限りがある。
そこで朗報。ツアーとレンタルがセットになっているプランを発見した。

登山に必要な基本セット
シューズ、雨具、ストック、ザック、防寒具の6点で13,000円(※)で
レンタルできる。
私も昨年ひと揃えしたが、シューズだけでこの金額は超えていた。
この金額はかなり魅力的だろう。

準備を万全にしてこそ、富士山登山は最高の思い出になる。
しかしなるべく出費は抑えたいという方にこのプランをお薦めしたい。
※金額については他のプランもありますのでホームページをご確認ください。
 

ツアー名 「富士登山バスツアー」
旅行主催会社 サンシャインツアー
詳しい情報 http://www.sunshinetour.co.jp/

富士山の旅2012 vol.6

magazine102.jpg

富士山シーズンということで「富士山の旅」と称して
223編集部がお薦めするツアーを紹介している。

富士山の魅力へのアプローチは十人十色&千差万別だ。
頂上を目指すツアー以外にもたくさんの楽しみ方がある。

今回のツアー目的地は頂上でなく麓(ふもと)。
富士山の麓に広がる標高1,000メートル付近の
「神秘と生命の森」
を旅するというもの。

樹海というと何かしら近寄りがたい雰囲気
と思う方もいらっしゃるのではないだろうか?
そんな今まで樹海を少し敬遠していた方にこそ
このツアーに参加していただきたい。

「樹海」と普段呼んでいる森の正式名称は青木ヶ原樹海。
広さ約3,000ヘクタールの森を指す。
この森はコンパスが効かないとか、
一度入ると二度と出て来れないというイメージが付きまとう。
そんな印象がとてもミステリアスなイメージと重なり、
樹海に神秘性を持たせ、人々を魅了していうのもまた事実であろう。

ツアーの紹介記事を引用させて頂く。
「富士山の噴火口群から流出された溶岩流上に生い茂った針葉樹中心の原生林地帯と
ブナ・ミズナラ等広葉樹の森(極相林地帯)をゆっくりと歩くガイドツアーです」
とある。

1,000年以上前に起きた噴火でできたというこの樹海。
このツアーは1,000前の富士山を知るタイムトラベルとも言える。
神秘的なツアーでぜひ樹海の真実に触れて頂きたい。
 

ツアー名 「秘境 神秘の森 ガイドウォーク」
旅行主催会社 アウトバック・アドベンチャーツアーズ
所要時間 約3時間
開催期間 4月下旬~12月中旬
料金 3,500円
詳しい情報 http://www.outback-e.com

富士山の旅2012 vol.5

magazine101_travel005.jpg
* 写真提供 武藤裕也

地平線から昇ってくる「日の出」を「ご来光」という。
富士山の頂上で眺める「ご来光」は確かに価値がある。

しかし、もっと気軽なご来光を味わって頂きたいと
地元が企画したツアーがこちら。
河口湖に宿泊頂いたお客様に、ふもとでは感じることのできない
富士山でのご来光を楽しんでもらおうというもの。

河口湖周辺に宿泊されたお客様に少し早起きをしていただき、
朝食前に富士山五合目ご来光ツアーへ出発。
ホテル前に、富士急行のご来光号バスがお迎えに来てくれる。
このツアーのポイントは何と言っても気軽さ、
ご来光の場所は頂上ではなく、五合目(2305m)地点。

富士スバルラインより富士山五合目を目指し
4時30分頃(各宿泊地からの所要時間は約1時間)
2305m「五合園レストハウス」に到着。
その後5:00頃、東の空にすばらしいご来光を眺めることになる。

※時期によって日の出の時刻が違い、
    また乗車場所、参加人数によって出発時間が違います。
    またこのツアーは提携のホテル宿泊者限定プランになっています。
 

ツアー名 「富士山五合目ご来光ツアー」
主催 河口湖温泉旅館組合
お問い合わせ TEL:0555-72-0346
開催期間 5月上旬~11月中旬の期間予定
料金 大人:1,900円(中学生以上)
小人:1,000円(3才~小学生)

富士山の旅2012 vol.4

magazine100_travel004.png

今年も多くの登山者が富士山を目指している。
きっとたくさんの素敵な思い出がみなさんのアルバムを飾るのだろう。
そんな想像をするだけでも楽しい。

今回ご紹介のツアーは
そんな思い出の写真アルバム作りにうってつけのツアーである。

豊かな自然溢れる富士山古道を
トレッキングして撮影をするというもの。
専任のプロ写真家の講師も同行し、
富士山を美しく撮影するテクニックをその場でレクチャー受けることができる。

さらに開運ナビゲーターの西邑清志が同行し、
撮影ポイントにも含まれてる
浅間神社での正しい開運のための作法などを全員に教えるという。

ぜひカメラに収め、アルバムに飾っていただきたい。

開催日 2012年7月29日(日) 8:00~21:30 (予定)  
※7:30受付開始、8:00にバスが出発する予定です。
集合場所 東京駅付近 (場所の詳細はお申込された方に別途ご案内します)
撮影場所 北口本宮富士浅間神社・富士山古道・河口湖湖畔
※当日の天候などにより変更の可能性もありますので予めご了承ください。
参加料 ¥12,800(税込)
※集合場所までの交通費・昼食代は各自負担となります、あらかじめご了承ください
ツアー名 「富士&開運バスツアー」
主催旅行会社 株式会社ゴッドビック・エンタープライズ
ツアー申込及び詳しい情報 http://www.ppschool.jp/tableware/pg223.html

富士山の旅2012 vol.3

magazine099_travel003.jpg
* 写真提供 武藤裕也

富士山の旅2012ということで富士山の旅を特集している。
しかし中には富士山は好きだが、登らなくてもいいという人も結構いる。
そんな「登る」ことより
「眺める」富士が好きという人にうってつけのツアーを発見した。

その名も「ヘリコプター遊覧飛行」ツアー。

芦ノ湖スカイラインにあるレストハウス「フジビュー」に隣接している
芦ノ湖ヘリポートからヘリコプター遊覧飛行による富士山への旅が楽しめるのである。

ヘリコプターに乗って上空から箱根の大自然を満喫できる。
芦ノ湖を出発し、箱根の山々、駿河湾、そして富士山まで、
広大な風景が360度あなたのものになる。

しかし、このヘリコプターツアーは
通年を通しての実施ではないので気をつけて頂きたい。

2012年(平成24年)今後の催行日は以下の通り。

 8月11日(土)~15(水) 夏休み期間
 9月15日(土)~17(月) 敬老の日
10月 6日(土)~   8(月) 体育の日
11月10日(土)・11(日) 紅葉シーズン
11月17日(土)・18(日) 紅葉シーズン
11月23日(金)~25(日) 紅葉シーズン
12月31日(月)~1月3日(木) 年末年始

予約は受け付けておらず、
催行日に芦ノ湖ヘリポートに行き、そこで受付となる。

フライト時間は約5分間と短い気もするが、
料金を考えれば安いというもの。

ぜひ、いつもとは違った富士山の景色を堪能してください。
 

ツアー名 「箱根・芦ノ湖ヘリコプター遊覧飛行」
搭乗料金 大人 4,000円
小人 3,500円(3~12歳)
主催旅行会社 レストハウス フジビュー|芦ノ湖スカイラインFUJI VIEW
お問い合わせ 0460-83-6362

富士山の旅2012 vol.2

magazine098_travel002.jpg
* 写真提供 武藤裕也

「富士山頂からのご来光」

どんなに旅慣れた人でも、初めて訪れる場所は不安が伴うもの。
ましてはそこが日本一高い富士山ともなれば、当然、不安は募る。
高山病の問題、体力の問題、さらにグループでの参加はもちろん楽しいに違いないが、
一緒に登山する仲間が仲良しであればあるほど、迷惑もかけたくない。
どうせなら気楽な1人での参加も「アリだな」
なんて考えていたら、そんなツアーを発見した。

「おまかせ富士登山」ツアー。

「何がおまかせ」って、
一番のポイントは全行程を登山のプロが2名でサポートする体制であるということ。
これは心強い。

近年女性の参加も増えているが、
同時に熟年者の登山も増える傾向にある。
そんな老若男女問わずなツアーがこちらである。

登山とはすなわち経験がものを言うレジャー。
楽しいはずの登山も一瞬の判断の過ちで最悪の結果が待ち受けているのも事実。
そこで長い歴史と実績のある地元富士急のツアーがお薦め。

ぜひ今年の夏は素晴らしい富士山を思い出作りにしてください。
 

ツアー名 「おまかせ富士登山」
主催旅行会社 富士急トラベル株式会社
詳しい情報 http://www.fujiyama-tour.jp/fujitozan/omakase.html

富士山の旅2012 vol.1

magazine096.jpg
* 写真提供 武藤裕也

ついに今年の夏の富士山登山の季節が始まった。
数ある旅のプランの中でもオリジナル性の高いツアーをピックアップ。
223マガジン編集部お薦めの富士山ツアーを紹介する。
先ずは、コチラから。

「女性限定のバスツアー」

富士山登山も目指す女性が増えている。
「山ガール」と呼ばれ、ファッショナブルなウエアに身を包み、
颯爽と頂上を目指す女性はとても素敵だ。

「今年こそは、私も」と計画している方も多いだろう。
しかしその反面、女性ならではの不安があるのも事実。
山小屋での着替えの問題は切実。
「休憩所って男女一緒に雑魚寝でしょ」と躊躇する女性も少なくない。
そこでお薦めが「女性安心富士山登山」ツアー。

山小屋の仮眠は周りに男性のいない専用スペースが用意されている。
富士山は登りたいけど、男女混合の休憩は無理という女性にはこの上ないサービスとなっている。
肝心の登山も当然、専任のベテランガイドが付く。
初心者の方や、1人で参加を希望される「お一人様」でも大丈夫。

新宿・東京・横浜発着のバスは女性専用シートが用意され、
さらに下山後には疲れた体をリフレッシュする温泉までプランされている。

富士山頂への到着は朝4時30分頃とのこと。
もちろん天気が良ければご来光も拝めるだろう(※)
ぜひ今年の夏は富士山目指してください。
(※)天候やガイドの判断で見ることができない場合もあります。
 

ツアー名 専任ガイドと登る!女性安心富士登山」
主催旅行会社 WILLER TRAVEL株式会社
詳しい情報 http://travel.willer.co.jp/willpack/fuji

富士見百景 その八 「城山公園(千葉県)」

magazine093_001.jpg
* 富浦の原岡海岸で見られたダイヤモンド富士
  写真提供「南房総市」

「幸運」という言葉がこの富士見には欠かせない。
やはり夏場の富士見はひとつの賭けだろう。
見れればラッキーなのだけど、富士見ができないことのほうが多い。
そこでどうしても「幸運」に頼るしかなくなる。
今回の富士見百景は千葉に飛ぶ。

歴史書によると館山市にある城山公園はもともと
上総国を支配した戦国大名里見義頼が築城した
館山城(1590年に完成)の跡地とされている。
里見と言えばあの里見八犬伝の一族である。

「仁」・「義」・「礼」・「智」・「忠」・「信」・「孝」・「悌」
の文字のある数珠玉を持ち、犬の字を含む名字を持つ八犬士の物語
「南総里見八犬伝」
と言えば、里見氏を知らない人も
「ああ、あの里見ね」
と思い出すのではないだろうか?

さて作者滝沢馬琴がこの山に登って富士山を眺めたかどうかはわからないが、
先ずは、富士見に向かう。
気になるのはやはりその距離。富士山から館山までは直線距離で110km。
実は富士山から東京駅までがジャスト100kmなので
東京から見る富士見とさほど変わらない。

しかし、ここからの富士見は「富士山が大きく見える」ことで有名なのである。
大きく見える理由を説明しよう。
これは夕焼けの太陽が大きく見えるのと同じ理由。
大気中の水蒸気がレンズの役割を果たすから
ともっともらしく書きましたが、
実のところ明確な理由は分かっていないのである。
(説明できる人いたら教えてください)

と言うことで館山からの富士山がなぜ大きく見えるかは?
「海の上に見える」から。
そう、ここ館山からは富士山を太平洋越しに見ることができる。
これは実は珍しいスポット!

ぜひ海越しの富士見をお楽しみください。
 

一般社団法人 館山市観光協会
千葉県館山市北条1879-2
URL: http://www.tateyamacity.com/

supported by