私の中には、いつも富士山がいます。
小さい頃地元の浅間山を見たときに、富士山だと勘違いしました。スケールの大きなものを見たときに、すぐさま 頭に浮かんだのが富士山だったのです。日本人が持つ富士山の壮大なイメージは計り知れません。のちに本物を見ると「やっぱりこれだよな」って思ったのは言 うまでもありません。
新幹線での移動中、よく富士山を見ています。そして富士山が今、どんな状態なのかを気にかけています。雪の残り具合や、山の 傾斜、季節や眺める方角が違えば、富士山はそれぞれに違った表情を見せてくれます。もし天候が悪くて富士山が望めないときであっても、富士山に近づくと途 端に「富士山」の話で盛り上がるのが常です。
富士山は私にとって憧れでもあります。スキーをしていることもあり、富士山を滑っている夢を見ること もあります。富士山に登りたい、滑りたい、という願望が現れ出てきているのでしょう。富士山を登り、直滑降で滑り降りてパラシュートを開く、いつかしてみ たいです。富士山の厳しさと体のことを考えると、難しいのが現実ですが・・・。
寝ても覚めても、富士山は私の中で生きているのです。
私の家の玄関には、私の描いた富士山の絵が飾ってあります。これまでに３枚の富士山の絵を描きました。私は絵を描くときは、大抵イメージで描くのですが、その時は、富士山の頂上に立ち、吹雪いている雪や風のにおいを感じる気持ちで描きました。
富 士山ってやっぱり綺麗ですよね。ちょっと離れて見る富士山は美しくきれいです。これは世界遺産にしなければならないものでしょう。富士山ほど日本の象徴に ふさわしいものはありません。だから、日本代表のユニホームに、富士山の図柄が加わらないかと。紹介されるときは「Japan」ではなく「Mt. Fuji, Nippon」となる日がきてもいいと思います。それだけの力を富士山は持っています。
また、外国の人達が日本に来る理由に、富士山 をみるためという人も多いでしょう。世界中の人達が富士山を見に日本へやってきてくれたら、日本は潤います。経済も、人の心の豊かさも。だから、日本人は もっと、日本の象徴である富士山をもっと愛するべきだと思うのです。富士山はもっともっと有名になるべきです。そのためにも、富士山が世界遺産になること は大きな意味があると思っています。