天満敦子さん

ヴァイオリニスト
東京都出身。6歳よりヴァイオリンをはじめ、東京芸大在学中に日本音楽コンクール第1位、ロン・ティボー国際コンクール特別銀賞等を受賞して注目を浴びる。その後、海野義雄、故レオニード・コーガン、ヘルマン・クレッバースらに師事。
これまで多数のCDを発売。そのうち、1993年録音の「望郷のバラード」(アートユニオン)は大ヒットとなり、「現代日本のヴァイオリン音楽・抄」は文化庁芸術作品賞に輝く。2005年12月「ねむの木の子守歌」が第47回日本レコード大賞企画賞を受賞という栄誉に輝いた。2006年9月には“旅へのロマン”をテーマにしたCD「ツィゴイネルワイゼン」をリリースし、これまたベストセラーを記録している。現在、東邦音楽大学大学院教授。
私は、お正月に機会があって、飛行機の上から富士山をみたことがあります。その時の富士山が本当に美しかったです。雪が積もっている富士山を上から見ることができたのは、本当に贅沢でしたね。その眺めは今でも鮮明に思い出せます。それほど印象に残る素晴らしい光景でした。また、とても美しい富士山の姿を正月に見ることができて、今年はいいことがありそうだと思ったことを覚えています。
あんなに美しい富士山をもっている日本人は、なんでもっと富士山をたくさんの人に自慢しないんだろうと思うんです。「これが私たちの富士山、すごいでしょう」ってそういう情熱的な気持ちを持ってほしいと思うのです。だって、私たちがもっている素晴らしいものなんだから、胸を張ってみんなに自慢してもいいと思うのです。それだけのものを富士山はもっているのですから。