北野誠さん

タレント
大阪府出身。1959年1月25日生まれ。日本のお笑いタレント。大阪市立高等学校卒業後、京都産業大学経営学部在学中に、漫才コンビ「誠&がっしゃん」を結成。「ヤングプラザ」(朝日放送)、「お笑いスター誕生」(日本テレビ)等の番組に出演。現在では、「ラジかる」「やじうまプラス」「噂の!東京マガジン」「探偵ナイトスクープ」「情報ライブミネ屋」などに出演中。
私は、生まれが大阪、大学時代は京都に住んでおり、富士山ほど大きな山ではないもののいつも山を見られる環境で生活を送っていました。現在、東京に住んで おり、山を見る機会がほとんどありません。しかし、天気の良い日には、自宅からも富士山を見ることができます。そのような点では、富士山は「大都市から見 られる山」であり、日本の象徴である前に、東京の象徴だと感じております。ですから、東京の人は、もっと富士山のありがたみに気付くべきだと思います。
26 歳のとき、番組の企画で初めて富士山に登りました。そのとき、きれいな山という富士山に対する印象が、ごつごつしてゴミの多い山へと変わりました。それで も、富士山頂では、雲を上から見下ろすことができ、ご来光は日本で一番きれいな光景でした。富士山は高い山ではあるけれど、私たちがリュックサックを背 負って簡単に登れるという意味では、親しみやすい山なのかな、とそのとき思いました。
そんな富士山が、世界遺産に登録されない背景には、ゴミ問題 があると思います。新幹線や飛行機から見る富士山は、大きくてきれいな山であっても、近くで見るとゴミの多い山です。それでは悲しいです。日本の象徴にす るからには、日本人の手で、ゴミ問題を解決しましょう。私は、たくさんの人に富士山に登っていただき、富士山の素晴らしさを知って欲しいと思います。