織作峰子さん

写真家
1960年12月16日石川県生まれ。
1981年度ミスユニバース日本代表に選ばれ、ニューヨーク大会に出場。ミスユニバース任期中に写真家・大竹省二と出会い、82年に大竹スタジオに入門。87年独立。写真家として活動開始。87年から2年間米国ボストンに在住。その景観から作品集「BOSTON in the time」が生まれた。作風は北陸の風土に育まれた感性と、女性としての視点を生かした風景への優しいまなざしを感じさせる。陸上競技で鍛えられたバイタリティとスタミナで世界中を精力的に飛び回っている。
静岡や山梨の方は、富士山という自然の美しいものを日々の生活でみることで、美しいものに対してとても目が肥えていると思います。非常にうらやましく思っています。多くの芸術家たちも富士山を求めてこの地に移り住んでいますよね。私の知人にも富士山の美しさに魅せられて京都から移り住んだ人もいます。
今まで海外にいって、写真を撮る機会が多かったのですが、最近では日本の風景も撮りたいと思うようになってきました。そういった意味でも富士山はとても魅力的な山だと思います。
また、海外で仕事をしていると海外に住んでいる方は、「富士山ってとてもきれいだね」といってくださったり、なにかしらの憧れを持っています。そんな富士山がなぜ世界遺産になっていないのだろう、と思います。どこよりも先に世界遺産になるべきだと思っていましたから。富士は日本一の山ですからね。
今からでも遅くないから富士山が世界遺産になってほしいと思いますし、みなさまと協力して富士山が世界遺産になる活動を応援していければと思っています。