宇佐美里香さん

空手家
1986年2月20日生まれ、東京都出身。
日本の女性空手家。段位は3段。種目は形。国士舘大学を卒業後、鳥取県教育委員会に職員として務める。小学5年の頃、テレビのアクションシーンを戦う女優を見て、強い女性に憧れを抱くようになり空手を始める。初めてわずか8年後には、第4回世界ジュニア&カデット空手道選手権大会にて初優勝。また2009年から2012年まで、全日本空手道選手権大会にて4連覇、2012年にはパリで開催されたパリ世界大会にて優勝した。現在では、尊敬する師匠である、井上派糸東流慶心会宗主・井上慶身師に師事するため、鳥取で選手生活を送っている。
私にとって富士山は、「憧れ」のような存在です。

今、私は鳥取を生活の拠点としていますが、試合の時や帰省などで国内線の飛行機に乗る時は、必ず窓側に座り、富士山を空の上から眺めます。下から見上げる富士山と違って、上空から見る富士山は勇ましく、とても力強い存在です。ただ美しいだけの山は数多くあります。でも、富士山のように、雄大さ、力強さ、美しさ、信仰の源、これだけ多角的にすばらしい山は他にはないと思います。

私は小学生の頃から空手をやっていますが、富士山と空手道には共通点があると思います。昔、大学時代の恩師から、「自分の目標を高く持て」という言葉をいただきました。私も空手を通して、富士山のように凛とした女性になりたいと思っています。そして、世界一と呼ばれる女性空手家となって、富士山のすばらしさを世界中に広められるように、情熱を持って、努力し、皆さんへの感謝を忘れずに、感動を伝えていかれればと思っています。