報道ファイル

富士山 世界文化遺産へ



山梨日日新聞WEB版(Miljan) H25年5月1日(水)
富士山 世界遺産登録へ
ユネスコ諮問機関が勧告 「三保松原」除外求める

山梨、静岡両県が世界文化遺産登録を目指す富士山について、
登録にふさわしいかを調べている国際記念物遺跡会議(イコモス)は、
国連教育科学文化機関(ユネスコ)に対し、登録するよう勧告した。
構成資産のうち「三保松原」(静岡市)は除外を求めた。
文化庁が30日、発表した。

「信仰の対象」や「芸術の源泉」として
国内・海外の文化に影響を与えた富士山の価値が、イコモスの専門家に認められた。

6月にカンボジアで開かれるユネスコの世界遺産委員会で、
登録が決定される見通しだ。
「武家の古都」として文化遺産登録を目指す「鎌倉」(神奈川)は
登録しない「不記載」との勧告だった。
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2013/05/01/2.html
 



静岡新聞(アットエス) H25年5月1日(水)
富士山、世界文化遺産へ イコモスが登録勧告
 

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政府は30日、世界文化遺産に推薦した富士山について、
構成資産の現地調査など事前評価に当たったユネスコの諮問機関イコモス(国際記念物遺跡会議)が、
世界遺産にふさわしいとして「登録」を勧告したと発表した。
6月16日からカンボジア・プノンペンで開かれるユネスコの世界遺産委員会で、
登録が正式に決定される。「武家の古都・鎌倉」は、登録しないとの勧告だった。

ただ、勧告前にイコモスが構成資産からの除外を要請した三保松原について、
構成資産から除外することが世界文化遺産登録の条件となる可能性がある。
文化庁は静岡、山梨両県と調整し、
正式決定までに三保松原の「芸術の源泉」としての価値をアピールしていくとみられる。
 
政府は、富士山が後世に受け継ぐべき人類共通の財産として
世界文化遺産にふさわしいと判断し、評価基準に照らして
「信仰の山」「芸術の源泉」としての観点で推薦書を作成した。
世界遺産を構成する資産として、三保松原をはじめ、富士山頂の信仰遺跡群、
富士山本宮浅間大社、富士五湖など計25件を推薦していた。

富士山は1990年代から自然遺産登録の運動が展開されたが実現には至らず、
2005年ごろから文化遺産を目指す動きが本格化した。両県は連携し、
推薦書の原案や包括的保存管理計画を練り上げた。政府は昨年1月末、
推薦書をユネスコに提出した。

国内の世界遺産は文化遺産12件、自然遺産4件。
2011年に、平泉の文化遺産と小笠原諸島の自然遺産が登録を果たしている。
http://www.at-s.com/news/detail/618046216.html

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