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「表富士ー東海道、眺めのいい街道(みち)-」静岡県富士山世界遺産センターで開催

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静岡県富士山世界遺産センターの令和2年度夏季収蔵品展「表富士ー東海道、眺めのいい街道(みち)-」が、6月27日(土)から7月26日(日)まで開催されます。

江戸を起点に諸街道が整備され、東西の往来がより頻繁になった江戸時代中期以降には、実際に目にした風景をときに形而にしたがい、ときに心象に応じて再現した<真景図>が描かれるようになり、富士山もその主要なモティーフとして選ばれます。それらのいくつかは浮世絵版画にも取り入れられ流布・商品化し、富士山絵画の新しい定型を形成するとともに、人々の景観認識を規定していきます。

センターの収蔵品・寄託品からなる本展覧会では、富士山を描いた真景図や浮世絵版画のうち、駿河国の東海道から望んだ作品を中心に展覧し、真景図に採用された構図が定型化し、江戸時代のツーリズムの昴まりの中 ”表富士” として親しまれていった過程を通覧します。現在の風景とも対照しながら、富士山を愛してやまなかった江戸時代の人々の視覚を追体験してみませんか。

■会場 静岡県富士山世界遺産センター 企画展示室

■企画展の詳細はこちら https://mtfuji-whc.jp/exhibition-2/

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