富士山の世界遺産登録決定から１周年を迎えた２２日、静岡県内各地で記念行事が行われた。

静岡、山梨両県は２２日、静岡県沼津市のプラサ・ヴェルデで富士山の世界文化遺産登録１周年の記念式典を開催した。

シリーズ第２弾。富士山の文化的価値の外国人向け発信のため、富士山の文化的価値を知る人材の育成が急務だとしている。

山梨日日新聞と静岡新聞は２２日、富士山の世界遺産登録１周年を記念して、両紙の記者の座談会を掲出、世界遺産富士山の「課題と展望」を語った。

山梨日日新聞は２２日、「彩飾富士」と題し、富士山の世界遺産登録一周年記念特集号を８Pの別刷りで展開した。銭湯絵師の田中みずきさんや富士山グラスのデザイナー鈴木啓太さんらがとりあげられている。

世界遺産登録から１年を迎える富士山について考えるシンポジウムが２１日、静岡県富士市内で開かれた。

前文化庁長官の近藤誠一氏は、日本人の持つ繊細な自然観や洗練された美意識を富士山の価値を通して世界に広めていくことは日本人の権利だとする。

静岡新聞社はユネスコの世界遺産に登録された富士山について、２２日の登録決定１年を機に、課題解決に向けた五つの提言をまとめた。

カタール・ドーハで開催中のユネスコ世界遺産委員会は２１日、日本政府が推薦した「富岡製糸場と絹産業群」の世界遺産登録を決定した。

山梨日日新聞は富士山の世界遺産登録１周年を記念して、「Fujiの針路」シリーズをスタートさせた。現状の世界遺産富士山の保全策が世界基準に満たないとしている。