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富士山キッズ・スタディ・プログラム 山梨県の小学校でモデル授業を実施

funatsu_15.jpg山梨県の小学校で、富士山の文化的価値を伝える『富士山キッズ・スタディ・プログラム』第2次モデル授業を実施した。
10月23日に甲府市立東小学校、10月25日に富士河口湖町立船津小学校で、小学校6年生を対象に授業を実施。NPO法人「富士山を世界遺産にする国民会議」などが、子どもたちに富士山を大切にする気持ちを持ってもらおうと企画。児童は葛飾北斎の浮世絵を通し、江戸時代に富士山が信仰の対象として大切にされていたことなどを学んだ。

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甲府東小では6年生29人を対象に実施。葛飾北斎の浮世絵「冨学三十六景」を教材に、江戸に住む人々が富士山に対しどんな思いを抱いていたかなどを考えた。児童からは、「車がない時代に大変な思いをしても行きたい場所」「遠くから見てもきれいだし、登る事でご利益があると思っていたのでは」との意見が出た。特別授業は、今秋に山梨、静岡、東京の3都県で計5校がモデル授業を行い、2013年度には静岡、山梨両県の全小学校に教材をPRしていく。授業を受けた飯島萌さん(11)は「心を和ませてくれる富士山をずっときれいにしていきたい」と話していた。

山梨日日新聞 平成24年10月24日

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