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富士山キッズ・スタディ・プログラム 静岡県の小学校でモデル授業を実施

御殿場市立神山小学校 モデル授業写真静岡県の小学校で、富士山の文化的価値を伝える『富士山キッズ・スタディ・プログラム』第2次モデル授業を実施した。
10月2日に御殿場市立神山小学校、10月5日に富士市立吉原小学校で、小学校6年生を対象に授業を実施。
神山小学校では、葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景」を通して江戸時代の文化やくらし、そして富士山への思いを学習した。

 

 

吉原小学校 モデル授業写真次世代に富士山の保全管理に努めてもらおうと、文化的価値を伝える授業「富士山キッズ・スタディ・プログラム」が10月5日、富士市立吉原小で行われた。

6年生が「浮世絵で学ぶ江戸時代の旅」を学ぶ
授業で、江戸時代に街道や宿場町が整い、庶民の間で旅行が流行した歴史を学習。葛飾北斎の浮世絵から庶民が旅路で富士山の眺望を楽しんでいた様子を学んだ。江戸から西に向かう旧東海道の道中でそれまで右に見えていた富士山が左に見えるため人気を集めていた市内の名所「左富士」の紹介では、児童からは驚きの声が漏れた。

鈴木大誉君(11)は「毎日見ている富士山は昔からたくさんの人に愛されてきたと分かった」と話し、環境保全への意識を新たにした。

認定NPO法人富士山を世界遺産にする国民会議と、富士山世界文化遺産登録推進静岡・山梨両県合同会議の主管。プログラムはモデル校で昨年から始めていて、本年度は静岡、山梨、東京の1都2県の計5校で実施する。

 

 

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