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「富士屋ホテル その二」

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昭和20年の終戦の後、富士屋ホテルは連合国軍に接収されることになる。
当時、ホテル、公共施設はもとより、空港、利便性のある広い土地は、ほとんどが接収を受けた。
相撲の殿堂「国技館」や高校球児の憧れ「甲子園」も例外ではなかった。

接収の通知を受け、富士屋ホテルは、一般の営業を停止。この接収はその後9年に及ぶ。
写真のポスターは接収の解除を告げるもの。ポスター下部には「米軍接収解除、一般営業再開のポスター」と
但し書きがある。
ポスターにはすでに終戦の色はない。色彩からも、明るい未来を目指す機運が伝わる。
富士山の姿も悠々としてそびえ、復興へ向かう日本の姿を鼓舞するように見える。
このポスターや、その他富士屋ホテルの歴史がつまった資料室が花御殿地下1階にある。
そんな歴史や裏話を学べる「館内案内ツアー」(宿泊客限定)も人気だ。

「富士山が見えない富士屋ホテル」

しかし、沢山の富士山を感じることができる。
明治、大正、昭和、平成と富士山と共に歩んだ歴史の面影とホテルに隠された富士山を探しにこの秋、
ホテルを訪ねてはいかがだろうか?

問合せ先
富士屋ホテル
〒250-0404
神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下359
TEL 0460-82-2211

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