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富士見百景 その五 「筑波山(茨城県)」

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*撮影叶わず観光物産協会さんからご提供頂いた写真
 写真提供 一般社団法人 茨城県観光物産協会

「西の富士,東の筑波」と言われてきたように
この筑波山は古くから多くの人々に愛されている。

まずはその姿の美しさだろう。
また山肌の色が朝は藍色に,昼は緑色,そして夕昏時には紫色に
その姿を変化させることから「紫峰」と呼ばれている筑波山である。

本日の富士見はこちらから。
男体山及び女体山山頂に筑波山神社の本殿が
山腹には拝殿があり、古(いにしえ)の頃から信仰の場としても有名である。

また近代この筑波山を有名にしたのはガマの油。
筑波郡筑波山麓出身の永井兵助なる者が、
故郷の薬「ガマの油」で一旗揚げようと売り口上を考案し、
江戸・浅草の縁日の大道で披露したのが始まりとされるガマの油売りが一世を風靡した。
今もガマ油口上保存会がこの口上を後世に残そうとされている。

さて肝心の「富士見」だが、これはかなりの確率を要する。
筑波山から 富士山までは直線距離で約156キロメートル。
富士見の可能性はやはり冬場頼りにならざるをえない。

余談だが、冬によく富士山が見える理由をお教えしよう。
冬型の気圧配置で強い北風が吹いて大気中のごみを拡散してくれる。
さらに快晴が多く、空っ風で空気が乾燥し水蒸気が少ないからという。
この水蒸気が少ないのがポイントだそう。

残念ながら今回の筑波山からは富士山を見ることは叶わなかった。
楽しみはまた次回ということで、次の富士見のスポットへ向かおう。

筑波山の詳しい情報
・(社)つくば観光コンベンション協会  
 茨城県つくば市筑穂1-10-4   つくば市大穂庁舎3階
 URL: http://www.ttca.jp/

・一般社団法人 茨城県観光物産協会
 茨城県水戸市三の丸1-5-38
 URL: http://www.ibarakiguide.jp/

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