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夏の計画 2017 その4

この223マガジンの恒例は秋の読書月間だが、私個人の恒例と言えば夏は読書。
休暇のとれた週末、本と座り心地のいいソファが夏の友達。そして今年は鎌倉に引っ越したこともあり、海辺の読書と洒落てみたい。

今年私がセレクトしたうちの1冊は「万葉集」。
奈良時代に作られた20巻・4500余首からなる、言わずと知れた日本最古の歌集である。
「万葉集」には、富士山を詠んだものが、一説によると11首あるといいます。有名なのは山部赤人の「田子の浦ゆうち出でて見れば真白にぞ不尽の高嶺に雪は降りける」。
もちろんかなりの数の関連本が出ている。入門編から図解まで、その中で私が選んだのは分かり易さをポイントに「口語訳」のタイプ。上中下巻のボリューム。

目標は、夏の終わりには万葉集のいくつかを諳んじたい。
とここまで目標をカッコよく語ってはみたが、この万葉集を買うのは今回が初めてではない。今までにも何度となく書店で購入しては、本棚の肥やしにしている。ということで今年の再挑戦「夏の計画2017」となりました。

口語万葉集(上中下巻) 岩波現代文庫刊
折口信夫 著

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