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連載500回記念 富士山を巡る旅 その一(連載 vol.497)

2011年2月にスタートしたこの223マガジン。

身近にある富士山の旅を目的にして、9年間に及ぶ旅を続けている。

今月は「連載500回自画自賛記念」と称して、私がこれまでに歩んだ富士山の旅の記録を改めて振り返ってみよう。(お付き合いください)

その旅の始まりは2011年の5月、「富士山一合目からの旅」から始まっている。

ちょうどこの223マガジン企画をスタートするにあたり、この富士山世界遺産国民会議(当時は「富士山を世界遺産にする国民会議」)のメンバーの方から「富士山に行きましょう」と誘われ、向かったのが、この旅の始まり。

そもそも富士山は五合目から登るのが私にとっての常識だったのだが、お誘いいただいたメンバーの方から「鈴木さん、それは現代の“常識”であり、昔は一合目から歩くことしかなかったからね」と言われたのがきっかけだった。

決め台詞になったのは、「私はね、あの熊野古道よりも富士古道のほうが断然良いと思っている」の一言でメンバーに加えていただき、富士山に向かいました。

鈴原天照大神社(すずはらあまてらすおおじんじゃ)から「二合目」を経て
ゴールである「女人天上」(にょにんてんじょう)に到着。
この場所で、みんなで昼食。

9年前のことなので、少し記憶が薄れているのだけど、折り返し地点で、円座になり、みんなで食べたおにぎりの味だけは今でもしっかり覚えている。

毎日90分、8キロ程度のウオーキングが鎌倉での日課なのは、この場所をいつ訪ねてもいいようにという準備。しかし今年は通行規制で行けない。しかし、それはそれ。先月のこの連載でも書いたように、空想だけでも旅は楽しめる。今年の一合目からの旅はこの写真を見て、良しとしよう。来年こそは再び行く計画を密かに胸に秘めて。

写真本人

2011年5月撮影

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