1991年1月にスタートした、人気シリーズ「ふるさと切手シリーズ」から「茶摘み」の切手を紹介。
静岡と言えば銘茶、そして茶摘み。とりわけ富士山の下での茶摘みは、静岡ならではの風物詩である。
お茶の栽培については、諸説あるが、唐へ留学していた高僧たちが持ち帰ったのが始まりと言われている。
静岡のお茶のルーツは、これは鎌倉時代、聖一国師という高僧が、現在の静岡市足久保に種を蒔いたのがルーツと言われ、
聖一国師は静岡茶の始祖としても知られている。
以後、戦国武将の今川家や徳川家がお茶を珍重したことが、静岡茶のブランド形成にも繋がっていく。
そして、この名画のような切手である。
原画は静岡県浜松市出身の版画家、前田守一の作。
茶摘み風景をテーマとした切手は、まさに、ふるさと切手の王道と呼べる一枚。
今回のコレクションは、1997年4月25日に発売されたもの。
私の唯一の趣味だった切手コレクションを、このような形でお披露目できて、光栄です。