花を美しいと感じる心は万国共通。これはまちがいない。
しかし花を美しく感じ、その花を鑑賞しつつ、花見で一杯を好むのはどうやら日本人だけだそうだ。
「そんなことない、私達が花見をしていた隣ではどちらかのお国の人たちで大いに盛り上がっていた。」
という声が聞こえてきそうだ。
しかしそれは日本に住む他のお国の人のお話。
つまり「郷に入れば、郷に従え」というもの。
少なくとも日本以外の国で桜の木の下で酒盛をする習慣は皆無らしい。
花見が始まった時期は奈良から平安時代と言われている。
奈良時代は桜より梅のほうが好まれていた。
これは残された万葉集からも明確。
梅から桜へのシフトはその時代に進み、古今集になると梅より桜の登場が増える。
さて、
話を「花見で一杯」から「富士見で○○」に行こう!
今回の富士山&桜の名所は精進湖湖畔。
この湖は標高902メートルの富士山麓にあり、周囲6.8キロメートル、
深さ16メートルほどで富士五湖では一番小さい湖。
またこの湖は「逆さ富士」がはっきりと見られることで有名。
1895年(明治28)に、湖畔にホテルを建てたイギリス人
ハリー・スチュワート・ホイットウォーズによって、
ヨーロッパに避暑地「ジャパン・ショージ」の名で紹介され、
いち早く国際的なリゾート地として知られるようになった。
県営駐車場で車を降りると、そこは絶景富士山&桜のスポット。
ぜひ「ジャパン・ショージ&サクラ」を堪能して欲しい。