夏の風物詩といえば スイカ、かき氷、打ち水、そして風鈴。
軒先に吊るした風鈴は冷房がなかった時代、風の音で涼しくさせるというアイデアで、清涼を届けてくれた。
実際には風鈴が涼しさを運んでくれるわけではない。しかし、その音色は室外機のブーンと言う機械音とは真逆にあり、その音を聞くだけで風を感じることができた。
敢えて「できた」と過去形にしたが、都会で聞く風鈴はどこか涼しさが異なる気がする。
単に自分自身の五感の衰えかもしれないし、また冷房に慣れ親しんだ体には風鈴はもはや、効かなくなってしまったのか?その理由は定かでない。
しかし、花屋の軒先を通ると、風鈴の音が耳に届いた。
ア! 風だ、実際にはそんな涼しい風でなく、熱風を含んだ暑い風だったが、私には涼しい風に感じた。
店の人にお願いして写真を撮らせていただきました。
みなさま 残暑お見舞い申しあげます
まだまだ暑い夏は続く、お体ご自愛ください。
写真 本人