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夏富士

「青と白のコントラストに浮かぶ富士山に比べ、夏の富士山は山肌一色になるため、写真映えがしないんだよ!」と言う友人がいたので「まだまだ君は甘い、富士山のせいにせず腕を磨きなさい」と厳しい指導をした。

というのは冗談だが、毎日海岸を歩けば富士山を眺めることのできる私にとっては四季折々の表情を見せてくれる富士山は「冬もいいけど、夏もね」(御節もいいけどカレーもね)の世界観だ。

特に空気の透き通る冬に比べて、夏はなかなか姿を見れないため、富士山に出会った時の感動はひとしお。

材木座から逗子方面に歩いていくと稲村ガ崎の山に隠れていた富士山が正面に見え出す。

そのため、富士山が見える朝は必ず方向が逗子方面になる。毎年、夏は恒例にしていた富士山の旅もままならず、遠出はできないが、それでも毎日富士山を見ることが叶う幸せを今年の夏も満喫した。

日々是富士山な去りゆく夏をモノクロの世界でどうぞ。

 

写真:本人

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