揚げ物好きである。
コロッケ、唐揚げ、トンカツ。
きっと医者的には「もっと控えなさい」と言うんだろうが、控えつつも、お気に入りの店がいくつかあり、わざわざ出向いている。
鎌倉と藤沢の境にある腰越。ここにはお目当ての「肉のねむら」があり、時おり足を向ける。
まあ、日常使いの店ということもあり、開いていて当たり前。休みかな?とは微塵にも思わず、大好きなコロッケを購入しにある日の午後、向かった。
場所は江ノ電の腰越駅に程近い神戸橋交差点のほぼ角、どこにでもある街のお肉屋さん。
コロッケ各種80円前後のナイスプライス、そして超オススメはから揚げ100g150円。
焼豚は通常100g350円ですが、特売日は280円になる。
さあ、お目当ての、そう意気揚々と店に着くと、シャッターが降りている。
ガーん!
定休日だ。
まあ、自分のツキのなさを恨もう、と帰ろうとして、看板を見上げるとそこには「富士山」の図案。
なんと、これだけ通っていたにもかかわらず、コロッケにばかり気持ちが向かい、看板を見ることがなかったってこと。
「ツキがない」、は「僕は持っている」に気持ちが変わり、コロッケがなくても、晴れ晴れと家路を急ぐのだった
ある意味、これも夏の思い出?
撮影 本人