ニュース

スクーグスシュルコゴーデンを訪ねる

5月5日(火)、スウェーデン・ストックホルムの世界文化遺産、スクーグスシュルコゴーデン(森の墓地)を訪ねました。
森の墓地は、自然と一体化した公共墓地。
20世紀の初めに人口が増加し火葬による公共墓地の建設が必要となったため、 設計コンペの結果、グンナース・アスプルンドとシーグルド・レヴェンソツの共同応募案が選ばれ、 25年間にわたり設計と施工が行われ、1940年に竣工しました。
墓地は丘陵地帯の地形をそのまま活かし、建物も森に溶け込むように建てられています。

欧州 043 欧州 036 

1994年に世界遺産に登録されました。
登録基準は、(2)ある期間を通じてまたはある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
および(4)人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
となっており、20世紀以降の建築作品としては、世界で最も早く世界遺産に登録されたものです。

 

当墓地には、設計者のアスプルンド本人や女優のグレタ・ガルボなどが葬られています。墓地の教会では、当日もふた組みの葬式が営まれていました。

欧州 041

 

ビジターセンターは季節的な運営をされており、当日は残年ながら閉館で中を確認することはできませんでした。

欧州 033

欧州 034 欧州 035

 

 

 

 

 

supported by