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富士山プチヒストリア ~富士山と関わった人物録 vol.9

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武田信虎像
 
さて 今回紹介するミスターヒストリアはこのお方、
甲斐の国の戦国武将、武田信玄の父である武田信虎(1494‐1574/第18代当主)である。

信虎は1522年に富士山へ参拝したことの記録が『勝山記』(かつやまき)に載っている。
その記述によれば「富士への道者参ること限りなし」とあるので、
既に登拝する人が大勢いる様子もうかがえる。
実は父信虎は息子の信玄より1年長生きしている。
もしかしたら霊峰富士のパワーを存分に浴びたおかげかもしれない。
 
参照 『勝山記』(山梨県指定有形文化財)
河口湖地方の年代記で、冨士御室浅間神社所蔵のものが代表的。
戦国時代の甲斐を中心とした諸国の歴史を知るためには貴重な資料である。
「勝山記」は師安(私年号、564年、欽明25年)~永録2年(1559年)まで、
約1000年に渡る歴史が記載されている。

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