ニュース

勝手に恒例 秋の読書月間 その三

正直、このタイトルだけで購入しました。
表紙だけでの「買い」、富士山関連の書籍についてはどうもそのような傾向がある。

さらに副題が「なぜ日本最大の霊山は古事記に無視されたのか」と続く。
無視されたと説く著者の視点には異論はない。

あくまでも私自身の読書感想文なので、勝手な解釈をお許し頂きたいのだが、やはり普段から富士山を見ている人の発想に違いない。と感想を持った。これが関西方面だったり、さらに四国、九州、はたまた東北、北海道に住む方だったら、この「古事記に無視された」と言う感覚になるのだろうか?と興味がわいた。

もちろん 内容も昔から霊峰として崇められていた富士山が、日本最古の歴史書である『古事記』にはなぜかまったく触れられていない。 
それは何故なのか? 富士山には秘密が隠されているのではないのか? と言う謎解き風な問いかけは、ついページをめくる動きが早まってしまう。

その答えは是非ご自身でこの本を求めて頂きたい。
そしてもう一つ。この装丁のクレジットには「Better Days(大久保裕文+小倉亜希子)」とある。最高の装丁だということも付け加えておきます。タイトルで購入しましたが、この表紙に惹かれたのも言うまでもありません。

「富士山、2200年の秘密」(戸矢学著)
 かざひの文庫 刊

supported by