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勝手に恒例!11月は? そう読書月間 その2

発行からは少し時間が経過しているが、2016年に発売された「くらべる東西」は、「目でみる漢字」や「目でみることば」を手掛けてきたおかべたかしさんと山出高士さんによるもの。
関東と関西にある同じものの写真を対比し、その違いが生まれた背景を分かりやすく解説するという内容でとても楽しい一冊である。

表紙にもなっている銭湯はご覧の通り富士山。
関東の銭湯は富士山が描かれているが、関西の銭湯には富士山はない。

もちろん富士山図案以外にも湯船の位置の違いでは、関西は商人が多いので身体を温めるから湯船が中央にあり、肉体労働者が多い関東は身体を洗ってから湯船に入るので位置が奥になると解説がある。
もちろん銭湯以外にもいなり寿司やちらし寿司などの食べ物、人に関すること、おもちゃ、果てはネコの特徴など、34の違いが紹介されている。
個人的には猫ネタが一番面白かった。

撮影 本人

くらべる東西

発行 東京書籍(2016年6月発行)

価格  1,430円(税込)

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