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夏の風物詩(連載vol.504)

「三大祭り」というキーワードで検索すると色々な「三大」がヒットする。
日本三大祭り(祇園、天神、神田)
東北三大祭り(ねぶた、竿燈(かんとう)、仙台七夕)
三大祇園祭り、(祇園、博多祇園山笠、会津田島祇園)
京都三大奇祭、(鞍の火祭、今宮やすらい祭、太秦の牛祭)
大阪三大祭り、(天神、愛染、住吉)
京都三大祭り(祇園、葵、時代)

そして江戸三大祭り。
江戸時代から伝わる東京の祭りで、神田神社(明神)の「神田祭」、富岡八幡宮の「深川祭」、日枝神社の「山王祭」。東京・日枝神社は、江戸城及び徳川将軍家の産土神として、祭礼にも徳川幕府の保護が与えられていた。
ご縁があり、4年前から「山王祭」に関わらせていただいている。
神酒所の片付けをしたり、神輿が通る沿道のごみ拾いをしたり、何か職場のある京橋に貢献したいと思ったのがきっかけ。
その後、祭り囃子の仲間に入れていただき、太鼓の練習をしている。
「山王祭」は2年に1回。今年が開催の年ということもあり、練習にも熱が入り、太鼓仲間と本祭の6月を目指した。
日本中のお祭りが中止になり、「山王祭」も早々に中止の決定がなされていた。
太鼓仲間とは気丈に2022年を目指そうと励まし合い、この7月から練習を再開している。
今回の写真はその中止になった令和二年の年号が記載された祭りのパンフレットになる。
祭りの関係者に配布される用に制作されたものを記念にと1部頂くことができた。
下町連合の神輿を担ぐ粋な江戸っ子たちの声が聞こえてきそうな躍動感あふれる絵図は岡田親さんによるもの。
岡田さんは江戸町火消錦絵の第一人者。
半纏を着た担ぎ手と一緒に江戸の富士が祭りに華を添える。

撮影 本人

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