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恒例 秋の読書月間(連載vol. 520) その四

2020年、恒例秋の読書月間のラストを飾るのは今年出たばかりの最新刊。

 

タイトルも興味深いけど、なんと言っても、この表紙のデザインが美しい。

編集&執筆は、富士山を研究する機関、山梨県富士山科学研究所。 

 

『富士山の五合目〜六合目の山腹を一巡する「御中道」は、高山帯と亜高山帯の境界付近に位置する。この境目にスポットをあて、過去の火山活動の跡や、火山・高標高の厳しい環境で生き抜く植物・生き物について専門家が解説する』(『』内は書籍解説より抜粋)

 

五合目と言えば自動車で行けるし、比較的アクセスはいいが、自動車で行けてしまう分、豊富な生態系は見逃されてしまうらしい。

そんなわけで、他の高山ではほとんど見られない、ユニークな高山域の生態系があると本著は教えてくれる。

 

山梨県富士山科学研究所のホームページはこちら

http://www.mfri.pref.yamanashi.jp/

 

タイトル/富士山境目図鑑  境目だから面白い、五合目の地質と動植物

著者/山梨県富士山科学研究所

発行/丸善出版

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