2020年、恒例秋の読書月間のラストを飾るのは今年出たばかりの最新刊。
タイトルも興味深いけど、なんと言っても、この表紙のデザインが美しい。
編集&執筆は、富士山を研究する機関、山梨県富士山科学研究所。
『富士山の五合目〜六合目の山腹を一巡する「御中道」は、高山帯と亜高山帯の境界付近に位置する。この境目にスポットをあて、過去の火山活動の跡や、火山・高標高の厳しい環境で生き抜く植物・生き物について専門家が解説する』(『』内は書籍解説より抜粋)
五合目と言えば自動車で行けるし、比較的アクセスはいいが、自動車で行けてしまう分、豊富な生態系は見逃されてしまうらしい。
そんなわけで、他の高山ではほとんど見られない、ユニークな高山域の生態系があると本著は教えてくれる。
山梨県富士山科学研究所のホームページはこちら
http://www.mfri.pref.yamanashi.jp/
タイトル/富士山境目図鑑 境目だから面白い、五合目の地質と動植物
著者/山梨県富士山科学研究所
発行/丸善出版